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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
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アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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絵のない絵本絵のない絵本

アンデルセン Hans Christian Andersen
訳:川崎 芳隆

(角川文庫) 角川書店 2010-06-23

by G-Tools
(原題:Billedbog Uden Billeder)
「発見!角川文庫2011」より

今、私が住んでいるF市は、アンデルセンの生まれ故郷と姉妹都市です。その縁で、市にはアンデルセンをテーマにした観光施設があったり、市の中心部にも童話をモチーフにした仕掛け時計があったりします。

以前、この作品は新潮文庫で読んだことがありました。数年を経て読み直してみると、(訳の違いはあれ)印象が少し違う感じ。巻末に著者の伝記が載っていたので、そのせいもあるのかもしれません。

アンデルセンは10代の頃、故郷を出て単身都会に赴き、貧しい生活と挫折の日々を送っていました。その後、詩人として成功してから、デンマークを出て旅をするようになり、今作につながったとされています。

作品中でお月さまが語るエピソードは、世界各地の人々の喜怒哀楽が豊かです。生来感受性が強く、自らも苦しい経験を持っているからこその目線が感じられます。

一方で今回気になったのは、お月さまの話を聞いている絵描きの存在。主人公というにも、進行役というにも、台詞が少なく存在感があまり強くないことに気づきました。これはどう解釈したらいいのか。。。

→別の出版社から、別の訳で出ている本:
  ・矢崎 源九郎 訳 (新潮文庫)(2005/03/12の記事

→次に読む本を発見!
  ・宮沢 賢治 『銀河鉄道の夜』 (2008/09/05の記事

(古本屋で購入・背表紙幅:0.7cm)

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