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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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文学部在学中に223冊を読破。

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322冊目!

シャーロック・ホームズの叡智シャーロック・ホームズの叡智
ドイル Sir Arthur Conan Doyle
訳:延原 謙

(新潮文庫) 新潮社 1955-09-22

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(原題:The Adventures of Endineer's Thumb and Others) ホームズ10冊目

「シャーロック・ホームズ」シリーズ、全部読み終わりました!

新潮文庫版にのみ存在する第10巻目。「技師の親指」や「緑柱石(ベリル)の宝冠」など、ホームズを読むなら外せない短編も混じっています。

通して読んでみると、改めてドイルの作品の奥深さと面白さに魅せられます。100年ほど前のロンドンを、ホームズとワトソンが生き生きと歩き回る様子が目に浮かぶ。。。

同じ時代、日本は明治時代でした。日本の作品で、同じように当時の人々が生活する様子を体感できる文芸作品というと、私には今のところ思い当たりません。ホームズシリーズは古典である一方、現代の私たちと同じエンターテインメント性や空気感をとどめた、タイムカプセルのようです。

2011年から、イギリスのBBCが「ホームズが現代に生きていてネットやスマホを使っていたら」という設定でドラマシリーズを制作しています。ドラマもよくできているのですが、観終わってから原作を読むとやっぱりこっちもおもしろい。

新鮮さを失わない古典。これからも、長く読み継がれていってほしいと思います。

(C市図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)

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318冊目!

シャーロック・ホームズ最後の挨拶シャーロック・ホームズ最後の挨拶
ドイル Sir Arthur Conan Doyle
訳:延原 謙

(新潮文庫) 新潮社 1955-04-19

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(原題:His Last Bow) ホームズ9冊目。

ホームズのフィナーレを飾る短編集です。兄のマイクロフトが登場する「ブルース・パティントン設計書」、謎の病気でホームズの命があわや…の「瀕死の探偵」など、シリーズ中重要な作品も入っています。

「金も名声も得られるわけではないけれど、それでも何とかして解決はしたいものだ」 (p. 129)

この一言によく表れていると思ったのですが、ホームズが探偵として謎解きを続けるのは、好奇心が強く真相を解き明かしたいとの思いを強くもっているから。

時に、周囲の知能の低さを鼻にかけるような振る舞いでひんしゅくを買います。でも読んでいる側からすると、その自由さがかっこいいしうらやましい。人気の秘密を改めてつかめました。

→関連作品:
  ・ドラマ "SHERLOCK(シャーロック)" (日本語) (2011・英BBC)
   http://www.kadokawa-d.jp/lineup/sherlock/

(C市図書館で借りて・背表紙幅:1.4cm)

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302冊目!

恐怖の谷 恐怖の谷
ドイル Sir Arthur Conan Doyle
訳:延原 謙

(新潮文庫) 新潮社 1953-08


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(原題:The Valley of Fear)

シャーロック・ホームズシリーズには4つの長編作品がありますが、これが1番最後の作品にあたります。

「谷を見おろしてみたまえ。何百という煙突のはく煙でうす暗くなっている。だがそれよりも暗い殺人の雲が、この谷の人々の頭のうえには覆いかぶさっているのだ。ここは恐怖の谷―死の谷なのだ」 (p. 195-196)

「緋色の研究」同様、後半の舞台はアメリカになっています。こうしてシリーズを通読してみると、意外とアメリカとの関連が深い作風であることがわかり、少し驚きました。(原文ではアメリカ英語もよく登場するらしい)

タイトルから勝手に想像していたのは、雄大な渓谷を舞台にしたアクションものの事件。でも「恐怖」の意味合いは少し違っていました。ドイルが書こうとしていたのは、むしろ人間の野望や欲望が作り出す「恐怖」だったようです。

(C市図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)

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299冊目!

バスカヴィル家の犬 バスカヴィル家の犬
ドイル Sir Arthur Conan Doyle
訳:延原 謙

(新潮文庫) 新潮社 1954-05


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(原題:The Hound of Baskervilles)

「シャーロック・ホームズ」シリーズの中で、一番長いお話だそうです。

今回ホームズに任された事件は、イギリス南部の沼沢地が舞台。霧やくもりでどんよりとした空気に、何マイルも続く荒地。そこで名家として財をなしていたバスカヴィル家と、不気味な犬(あるいは妖怪?)の伝説が深く関わる出来事を記しています。

この沼沢地に実際に行ったことがなくても、現地の独特な景観の描写が折に触れて出てくるので、怖さや不気味さが際立つ作品と言えそうです。推理小説で謎解き・・・というより、ミステリー作品で肝試し、と言ってもいいかも。

伝説の通り、この地域には犬の姿をしたおぞましい妖怪が存在するのか? それともホームズの名推理で合理的な説明が紡ぎ出されるのか? 最後まで目が離せませんでした。

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)

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258冊目!

四つの署名 四つの署名
コナン・ドイル Sir Arthur Conan Doyle
訳:延原 謙

(新潮文庫) 新潮社 1953-12


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(原題:The Sign of Four) ホームズ6冊目。

ホームズの長編として2作目に発表された作品。『緋色の研究』よりも、こちらの方が個人的に好きです。

シリーズの中では珍しく、ロマンチックなシーンも書きこまれています。この事件をきっかけに、ワトスンは結婚を決めるわけですが、どうして奥さんがホームズに対して好意的なのか、その人物像もみえてきました。

『緋色の研究』には、当時のイギリスとアメリカの社会事情が反映されていました。一方この作品では、イギリス支配下のインドが一つのテーマになっています。ワトスンがアフガン戦争に関わっていたことも考えると、短編に比べイギリスの外交・軍事政策が数々の事件の発端として浮かび上がってきます。

(F市図書館で借りて・背表紙幅:0.8cm)

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243冊目!

緋色の研究 緋色の研究
コナン ドイル Arthur Conan Doyle
訳:延原謙

(新潮文庫) 新潮社 1953-05


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(原題: A Study in Scarlet) ホームズ5冊目。

映画が公開されていることもあってか、図書館のホームズシリーズの本がたくさん貸し出されていました。ホームズさん大人気ですね^^

今回読んだのは、イギリスで最初に発表された作品。長編推理小説の形をとっています。解説によると、発表直後は人気がなかったそうで、意外な感じもします。

ホームズとワトソンが初めて出会い、下宿生活を始めるまでの詳細が読めました。まだ2人での生活に慣れる前の、ワトソンがホームズの人柄を怪しんだり不思議がったりする描写がおもしろいです。

(F市図書館で借りて:背表紙幅・0.9cm)

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