流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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文学部在学中に223冊を読破。
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「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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657冊目!
ポケモンのヒットの秘密を、経済学ではない視点から分析した珍しい本。初版は20年以上前ですが、ポケモンGOなどの浸透もあって加筆修正され新版として発表されました。
ポケモンが「とび出してくる」という状況や、捕まえてコレクションする行動が人類の深層心理と大きく関わるなんて、(しかもレヴィ=ストロースの「野生の思考」とも通じるなんて)意外だけどよく考えれば腑に落ちます。子どもの頃、同じくらいワクワクして遊べるゲームは他になかった記憶があるので、自分の中にも「野生」が残っていたのかと思うと不思議な気持ちもあります。
(F市図書館で借りて・背表紙幅:0.9cm)
p. 82 『ネバー・エンディング・ストーリー』
ポケモンが「とび出してくる」という状況や、捕まえてコレクションする行動が人類の深層心理と大きく関わるなんて、(しかもレヴィ=ストロースの「野生の思考」とも通じるなんて)意外だけどよく考えれば腑に落ちます。子どもの頃、同じくらいワクワクして遊べるゲームは他になかった記憶があるので、自分の中にも「野生」が残っていたのかと思うと不思議な気持ちもあります。
(F市図書館で借りて・背表紙幅:0.9cm)
p. 82 『ネバー・エンディング・ストーリー』
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616冊目!
平日の昼、著者が出演する情報番組をよく見ています。ほぼ毎日お天気のコーナーがあり、手作りのセットでわかりやすく説明してくれるのがお気に入りです。
中学の理科でも気象について学びますが、生徒からは「難しい」という声をよく聞きます。空気の塊や性質は肉眼で見ることができず、三次元で空の様子がどう変わるのか思い描くのは確かに容易なことではありません。
今年は早々に梅雨明けの発表が出てしまいましたが、大気を含め自然の変化に気づいて身を守る術を子どもたちに伝えていくことは今後さらに重要になっていきます。どのように教えればわかりやすく伝えられるか、私もいろいろな気象予報士の言葉から学んでいきたいと思います。
(書店で購入・背表紙幅:0.9cm)
異常気象はなぜ増えたのか ゼロからわかる天気のしくみ 森 朗 (祥伝社新書) 祥伝社 2017-10-02 by G-Tools |
中学の理科でも気象について学びますが、生徒からは「難しい」という声をよく聞きます。空気の塊や性質は肉眼で見ることができず、三次元で空の様子がどう変わるのか思い描くのは確かに容易なことではありません。
今年は早々に梅雨明けの発表が出てしまいましたが、大気を含め自然の変化に気づいて身を守る術を子どもたちに伝えていくことは今後さらに重要になっていきます。どのように教えればわかりやすく伝えられるか、私もいろいろな気象予報士の言葉から学んでいきたいと思います。
(書店で購入・背表紙幅:0.9cm)
495冊目!
新書の中には、タイトルが1人歩きして流行語のようになっているものがあります。(『人は見た目が9割』とか『国家の品格』とか) ところが本を最後までよく読んでみると、著者の主張や論じた内容とズレていることも多い印象があります。
今回の本もそうかな、と気にしながら目を通しました。橋本さんの本は2冊目、独特の(?)文体に覚悟はしていましたが、日本史をさかのぼって儒教の話題が出てきたあたりでギブアップした読者もいたのでは(^-^;
中国では儒教がブームになっているそうです。「本場なのに今更?」と思っていたら、中国の現在の政治なんかも関係して、思想がきちんと受け継がれてこなかったようです。むしろ、古代に「外国の思想」として取り入れた日本にはしっかりと根付いているらしい・・・。
「道徳」という言葉に表れているのがよい例。「親孝行しなさい」「目上の人を敬いなさい」など、日本人が当たり前に考えることは儒教の教えからきています。私は確か高校の倫理の授業で詳しく教わったけど、今の高校生は倫理って習っているのかなぁ?
当たり前に思えてしまうほど、意識しなくても孔子の教えを実践し続けてきた日本人。その弊害が官僚の体質や会社組織に現われている、というのが著者の主張。なるほど、気が遠くなりそうだけど一理あるかも。
ビジネス書というよりは、日本人の考え方や思想文化の一端を論じた本として捉えたほうが良さそうです。タイトルにだまされないように。
→この本について触れている本:
・坂東 真理子 『幸せの作法』 (2010/01/28の記事)
・勝間 和代 『断る力』 (2009/05/13の記事)
→著者の他の本:
・『あなたの苦手な彼女について』 (2011/09/02の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.2cm)
上司は思いつきでものを言う 橋本 治 (集英社新書) 集英社 2004-04 by G-Tools |
今回の本もそうかな、と気にしながら目を通しました。橋本さんの本は2冊目、独特の(?)文体に覚悟はしていましたが、日本史をさかのぼって儒教の話題が出てきたあたりでギブアップした読者もいたのでは(^-^;
中国では儒教がブームになっているそうです。「本場なのに今更?」と思っていたら、中国の現在の政治なんかも関係して、思想がきちんと受け継がれてこなかったようです。むしろ、古代に「外国の思想」として取り入れた日本にはしっかりと根付いているらしい・・・。
「道徳」という言葉に表れているのがよい例。「親孝行しなさい」「目上の人を敬いなさい」など、日本人が当たり前に考えることは儒教の教えからきています。私は確か高校の倫理の授業で詳しく教わったけど、今の高校生は倫理って習っているのかなぁ?
当たり前に思えてしまうほど、意識しなくても孔子の教えを実践し続けてきた日本人。その弊害が官僚の体質や会社組織に現われている、というのが著者の主張。なるほど、気が遠くなりそうだけど一理あるかも。
ビジネス書というよりは、日本人の考え方や思想文化の一端を論じた本として捉えたほうが良さそうです。タイトルにだまされないように。
→この本について触れている本:
・坂東 真理子 『幸せの作法』 (2010/01/28の記事)
・勝間 和代 『断る力』 (2009/05/13の記事)
→著者の他の本:
・『あなたの苦手な彼女について』 (2011/09/02の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.2cm)
494冊目!
10年以上前に発表された本ですが、個人的には2015年の今でも価値ある内容だと思います。
私は未だにスマホを持っていません。メールはガラケー、ネットはPCで済ませています。そのせいか、通勤電車で周りがみんなスマホをいじっているのを見ると、「なんかヘンな光景だな」と思ってしまうのです・・・。
ケータイはスマホに変わり、IT機器は次々に進化しています。人間はどうでしょう? 今なら著者は「スマホを持ったサル」で続編を書き出すのではないか、私たちは人間らしさをさらに失っているのではないか・・・と気になってきます。
単なる社会現象について触れている本ではありません。著者の専門、類人猿研究の視点だけでなく、教育学や心理学からのアプローチも試みた1冊です。読み通すと盛りだくさんすぎてまとまりのない印象がなきにしもあらず。でも、それは現代の世相に複雑な要因が絡んでいる表れなのかもしれません。
→本文中に登場した本:
・p. 135 ピーズ 『話を聞かない男、地図が読めない女』 (2016/04/10の記事)
→この本について触れている本:
・本田 由紀 他 『「ニート」って言うな!』 (2012/09/08の記事)…第3章の参考文献に挙げられています。
(古本屋で購入・背表紙幅:1.0cm)
ケータイを持ったサル 「人間らしさ」の崩壊 正高 信男 (中公新書) 中央公論新社 2003-09 by G-Tools |
私は未だにスマホを持っていません。メールはガラケー、ネットはPCで済ませています。そのせいか、通勤電車で周りがみんなスマホをいじっているのを見ると、「なんかヘンな光景だな」と思ってしまうのです・・・。
ケータイはスマホに変わり、IT機器は次々に進化しています。人間はどうでしょう? 今なら著者は「スマホを持ったサル」で続編を書き出すのではないか、私たちは人間らしさをさらに失っているのではないか・・・と気になってきます。
単なる社会現象について触れている本ではありません。著者の専門、類人猿研究の視点だけでなく、教育学や心理学からのアプローチも試みた1冊です。読み通すと盛りだくさんすぎてまとまりのない印象がなきにしもあらず。でも、それは現代の世相に複雑な要因が絡んでいる表れなのかもしれません。
→本文中に登場した本:
・p. 135 ピーズ 『話を聞かない男、地図が読めない女』 (2016/04/10の記事)
→この本について触れている本:
・本田 由紀 他 『「ニート」って言うな!』 (2012/09/08の記事)…第3章の参考文献に挙げられています。
(古本屋で購入・背表紙幅:1.0cm)
424冊目!
疲れがたまってよく眠れないときや、気分がよくないときに、リラックスCDを聴くことがあります。
気に入っているCDには「1/f ゆらぎ」という説明がよくついていますが、この言葉の意味がよくわかりませんでした。そして見つけたのがこの本のタイトルでした。
私たちの体には、心音・脈・臓器の動き・呼吸などに「ゆらぎ」があるという話はここ数年耳にします。自然界にもゆらぎは存在していて、たとえばロウソクの火がなびく動きもゆらぎの1つです。
精密機械とは違って、自然や生物のこうしたリズムにはわずかな乱れやズレが生じます。一見すると不規則に見えるズレも、実はコンピュータを使って解析すると規則性がある、というのが「ゆらぎ」の説明のようです。
この説明は非常にわかりやすくて、(専門用語うんぬんは難しいのですが^^;;)世に出回る「ゆらぎグッズ」が売りにしていることも少しわかった気がしました。
一方で、本文の後半でたくさん紹介している実験はなんともコメントしにくいです。まず実験の種類が多くて、素人には次から次へグラフが出てきて目が回りそうなこと。そして各実験の被験者の人数が少なくて、統計学的に信頼できる結果なのか疑問が残ることです。
著者が本文中で指摘している通り、ゆらぎを計測しグラフ化する装置が高価なことも要因だと思います。もっと機器が安価で広く使える体制が整えば、より多くの協力者からデータをとって、研究を深めていくことができるでしょう。
(NPOの民間図書館で借りて・背表紙幅:0.8cm)
心の免疫力を高める 「ゆらぎ」の心理学 雄山 真弓 (祥伝社新書) 祥伝社 2012-10-01 by G-Tools |
気に入っているCDには「1/f ゆらぎ」という説明がよくついていますが、この言葉の意味がよくわかりませんでした。そして見つけたのがこの本のタイトルでした。
私たちの体には、心音・脈・臓器の動き・呼吸などに「ゆらぎ」があるという話はここ数年耳にします。自然界にもゆらぎは存在していて、たとえばロウソクの火がなびく動きもゆらぎの1つです。
精密機械とは違って、自然や生物のこうしたリズムにはわずかな乱れやズレが生じます。一見すると不規則に見えるズレも、実はコンピュータを使って解析すると規則性がある、というのが「ゆらぎ」の説明のようです。
この説明は非常にわかりやすくて、(専門用語うんぬんは難しいのですが^^;;)世に出回る「ゆらぎグッズ」が売りにしていることも少しわかった気がしました。
一方で、本文の後半でたくさん紹介している実験はなんともコメントしにくいです。まず実験の種類が多くて、素人には次から次へグラフが出てきて目が回りそうなこと。そして各実験の被験者の人数が少なくて、統計学的に信頼できる結果なのか疑問が残ることです。
著者が本文中で指摘している通り、ゆらぎを計測しグラフ化する装置が高価なことも要因だと思います。もっと機器が安価で広く使える体制が整えば、より多くの協力者からデータをとって、研究を深めていくことができるでしょう。
(NPOの民間図書館で借りて・背表紙幅:0.8cm)
419冊目!
知らずに他人を傷つける…タイトルの意味が始めよくわからなかったのですが、興味深い内容でした。
本書で取り上げられていたのは、「モラルハラスメント」=「モラハラ」。セクハラやパワハラ、身体的暴力のどれとも違う、目に見えない嫌がらせのことです。
幸い私の身近には心あたりの事例がありません。が、目に見えない形でじわじわ追いつめられる苦しさはなんとなくセクハラと通じている印象があり、容易に解決できない根深さが想像できました。
モラハラの定義は、一読しただけだとはっきり頭に残りませんでした。目に見えない分、定義が抽象的な内容が多いこともあるかもしれません。職場・家庭問わずどこでも起こりうる点も、パターンづけしにくい理由です。
この本が出版されてから5年以上が経ちました。ネットでモラハラの文字をたまに目にしますが、日本での研究や検証は進んだのでしょうか・・・?
→本文中で触れていた本:
・p. 113 ペック 『平気でうそをつく人たち』 (2018/05/01の記事)
→著者の他の本:
・『雅子さまと新型うつ』 (2009/06/15の記事)
・『しがみつかない生き方』 (2009/08/11の記事)
・『女はみんな「うつ」になる』 (2011/09/29の記事)
・『私は若者が嫌いだ!』 (2012/08/18の記事)
(NPOの民間図書館で借りて・背表紙幅:0.9cm)
知らずに他人を傷つける人たち 香山 リカ (ベスト新書) ベストセラーズ 2007-02-09 by G-Tools |
本書で取り上げられていたのは、「モラルハラスメント」=「モラハラ」。セクハラやパワハラ、身体的暴力のどれとも違う、目に見えない嫌がらせのことです。
幸い私の身近には心あたりの事例がありません。が、目に見えない形でじわじわ追いつめられる苦しさはなんとなくセクハラと通じている印象があり、容易に解決できない根深さが想像できました。
モラハラの定義は、一読しただけだとはっきり頭に残りませんでした。目に見えない分、定義が抽象的な内容が多いこともあるかもしれません。職場・家庭問わずどこでも起こりうる点も、パターンづけしにくい理由です。
この本が出版されてから5年以上が経ちました。ネットでモラハラの文字をたまに目にしますが、日本での研究や検証は進んだのでしょうか・・・?
→本文中で触れていた本:
・p. 113 ペック 『平気でうそをつく人たち』 (2018/05/01の記事)
→著者の他の本:
・『雅子さまと新型うつ』 (2009/06/15の記事)
・『しがみつかない生き方』 (2009/08/11の記事)
・『女はみんな「うつ」になる』 (2011/09/29の記事)
・『私は若者が嫌いだ!』 (2012/08/18の記事)
(NPOの民間図書館で借りて・背表紙幅:0.9cm)