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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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文学部在学中に223冊を読破。

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658冊目!

アサーション入門
アサーション入門
自分も相手も大切にする自己表現法
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平木 典子

(講談社現代新書)講談社




教育の仕事現場では、常に人を相手にしています。一人1人の同僚、上司、生徒たちに対して、どのように接していくか、研究する日々は終わらないと感じます。

誰1人として同じ人間はいません。どのように声をかければ宿題をやってきてくれるか。人見知りな子とどうやって仲良くなるか。話し方の参考になればと思って久しぶりにアサーションの本を読みました。

私も講師とはいえ1人の人間なので、日によって気分が微妙に変化し上手く話せないこともあります。アサーションの基本はまず「自分の気持ちや言いたいことを明確にすること」なので、この練習はとても役に立ちます。

教育の仕事をしている人向けのアサーションの本があるようなので、それにも目を通してみたいと思っています。

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275冊目!

武器としての社会類型論 武器としての社会類型論
世界を五つのタイプで見る

加藤 隆

(講談社現代新書) 講談社 2012-07-18


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図書館の新着コーナーに並んでいたのを偶然発見。即、借りました。著者は大学時代の恩師です。

学生時代、<比較文明論>という講義を受講していた頃、先生の五つの類型が紹介されていたのを思い出します。本書ではそれぞれの類型について説明も詳しくなり、研究が一段と進んでいることがわかりました。

先生の著作は、このブログに掲載していない本も含め3~4冊ほど読みました。内容は微妙に異なっていて、その中で比べてしまうのも適切ではないのですが、本書では先生が神学を専門としているにも関わらず、なぜ「文明」にも着目した研究を進めているのか、個人的なエピソードも紹介されています。

(ついでに、あとがきではプライベートにまつわる言及も・・・初耳ながら、読んでてニヤニヤ)

この類型論は、社会学や国際関係学に位置づけられるのかもしれませんが、是非を問わず他の専門家にも検証してもらいたい分野です。日本と中国・韓国・ロシアの領土問題、欧米と中東の(宗教も含めた)対立問題にも、役に立つかもしれません。

また研究室にお邪魔して、先生とお話ししたいなぁ・・・急に大学が懐かしくなってきました。

→著者の他の本:
  ・『「新約聖書」の「たとえ」を解く』 (2007/10/03の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.3cm)

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171冊目!

生物と無生物のあいだ 生物と無生物のあいだ
福岡 伸一

(講談社現代新書) 講談社 2007-05-18


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とても人気のある本のようで、図書館でも予約がたくさん入っていました。一部の本屋さんでは、平積みしてあるところもあります。

専門用語などもあって難しいですが、前半は高校の生物でも習う内容が含まれています(遺伝子の仕組みと発見・染色体の複製など)。高校生以上なら十分読めるレベルなのも、人気の秘密かも。

(ただし、図表などがあった方が一般向けにはわかりやすかったかな? 言葉だけで二重らせん構造を説明するのって難しい)

加えて、著者は文章の書き方がとてもうまいです。各章の書き出しが、なんだかミステリー小説・あるいはノベル化した映画作品みたい。著者自身の研究生活と、分子生物学の最先端のドキュメンタリーが絶妙にからんでいて、理系の「おカタい本」のイメージはありませんでした。

ノーベル賞受賞者のワトソンとクリックが、実は他の研究者の実験データを「盗み見」していたというエピソード。研究者たちは、傍目から見ていて好きなことをやっているように見えて、実はライバルとの激しい競争に生きているという事実。これは、著者が同じ研究者だからこそ書けるのかもしれません。

新書にしては珍しく、1.5cm近くもある分厚さ。読みごたえたっぷりの1冊でした。

→参考になるかも?
  ・養老孟司 『死の壁』 (2011/09/17の記事)・・・第3章「生死の境目」あたり。テーマが似てます。

→著者の他の本:
  ・『フェルメール 光の王国』 (2013/03/27の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.4cm)

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69冊目!

選ばれる男たち 選ばれる男たち
女たちの夢のゆくえ

信田さよ子

(講談社現代新書) 講談社 2009-07-17


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「タイトルにひかれて衝動買いしちゃった」という母。私も思わず手にとってぱらぱら読み始めたら、止まらなくなりました。内容は衝撃的で、おそらく賛否両論分かれると思います。少々読みづらい気もしないではないですが。

「娘の摂食障害でカウンセリングにやってきた彼らは、娘の行為をまるで昆虫の生態観察のように仔細に表現する。自分はその場にいないかのような、まるで隠しカメラそのものであるかのようなあの立ち位置を得意げに披瀝(ひれき)する彼らの話を、私は時として腹立たしく呆れながら聞く。
(中略)
彼らにとっては、生身の娘や息子のことを伝えることと、業務成績を報告することにそれほど違いはないのだろうか。いや、そうではないだろう。前者を表現するための感情言語を、遠い昔、彼らはどこかに忘れてきてしまったのだ」(p. 72-73)


これは、私が初めてうつ病の症状を両親に打ち明けたとき、そして家族療法のカウンセリングを受けたときとまったく同じ行動でした。夫婦間の問題は親子間の問題にも置き換えられると本文にもありましたが、両親(特に父)の言葉はいつも理論的・客観的で人間味がなかったのを覚えています。(詳しくは、もう1つのブログへ→2009/01/11の記事

あの時は父が理系の大学教員だからだと解釈していましたが、引用部分を読んで納得がいきました。もともと感情表現が得意ではなかったことに加えて、仕事を続けていく中でますます能力を失ってしまったのだと思います。

「妻を守る男はほとんどいない、というのが私のカウンセラーとしての実感だ。でも、守らないだけならまだいい、あきらめればいいだけの話だから。
 もっとたちの悪いことに、彼らは妻から守ってもらおうとするのだ。それも威張りながらである」(p. 176 改行本文)


↑これは帯にも引用されていた部分で、前後の文脈を読んでよりショックを受けた箇所でもあります。男性の立場からの言い分もあるでしょうが、著者はベテランのカウンセラー。無数の夫婦問題と向き合い続けてきた専門家だけに、説得力も増します。

第3章で挙げられるDVの例は(架空ですが)、今も日本社会に男女差別が深く根付いていることを強烈に印象づけました。そして、DVが当事者の夫婦だけでなく、その子どもたちや彼らの将来にも大きな影響を与えることを教えてくれます。

私も女性の立場でこの本を読んで、結婚や家庭に入ることについて色々と考えさせられました。

今、お付き合いしている彼氏は、第4章の「選ばれる男の条件」に今のところあてはまっています。本人からも、「是非将来は一緒になってほしい」と嬉しい言葉もかけてもらっています。その点では、婚活もする必要がないし理想の相手だし、恵まれているのかもしれません。

問題は…著者の信田さんが指摘するように「結婚した、その後」です。

現代日本の「結婚」という制度は、妻よりも夫の側に大きな(絶大な、と言ってもいいかもしれない)権力を付与するシステム。夫という座に味をしめた男性が、やさしくて魅力的だった結婚前より変貌を遂げてしまうことが確かに十分ありうるのです。

(それを知った「アラカン」たちが、ヨン様フィーバーや王子ブームという名の反乱を起こしている、と著者は説明するのですが)

男女共同参画社会の取り組みが進んできているとはいっても、今でも結婚はやはり女性にとって一種の「賭け」なのかもしれません。婚活に励む人たちにおすすめの一冊です。

(実家で母から借りて・背表紙幅:1.0cm)

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191冊目!

他人を見下す若者たち 他人を見下す若者たち
速水 敏彦

(講談社現代新書) 講談社 2006-02


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こちらも衝動買いして一気に読みきった。自分の感情の変化についても振り返りながら読んだので、楽しみながら読めたと思う。

「仮想的有能感」という言葉が少し難しい。心理学的なアプローチで書かれているので、熟語がたくさん登場する。眠いときに開くのは苦戦したような。もう少しわかりやすい言い方ができないものかと思ったけれども、まぁ難しいかな。

ただ、自分はどうだろうと真剣になって考えているうちに、深く考えすぎて結局何が何だかわからなくなってしまった感がある。落ち着いたらもう1度読み返して考え直してみたい。

(大学生協で衝動買い)

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111冊目!

大学生のためのレポート・論文術 大学生のためのレポート・論文術
小笠原 喜康

(講談社現代新書) 講談社 2002-04-18


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期末が始まる前に読んでおけばよかったぁ…。そうしたらもう少し早くレポートが片付いてただろうに。ちょうどこれを読むのと同時進行で<児童文学論>のレポートを書いてたんだけど、むちゃくちゃ参考になって思ったよりもあっさり仕上がった。コツさえつかめば怖くないね。

高校では先生が期待している「正解」を書く訓練をさせられているのに、大学へ来ると「正解」ではなく、自分の「考え」をいかにわかりやすく合理的に伝えられるかが問われてくる。それも、入学した瞬間からそう求められてくるから、レポートといっても書き方がわからなくて戸惑ったのは事実。

今回は借りて読んだけど、私も1冊買って手元に置いといた方がいいみたい。

(友人から借りて)

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