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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
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アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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203冊目!

あなたの知らない妻がいる あなたの知らない妻がいる
熟年離婚にあわないために

狭間 恵三子

(講談社+α新書) 講談社 2006-08-23


by G-Tools
母がこんな本を買って読んでたこと自体、軽くショックを受けました。時々「将来、離婚するかも~」なんて冗談言ってるとはいえ、父への不満もにじませる様子を見ているとこれはただ事じゃないと思います。母も、この本に紹介されているような心理状態なのかも。

この本で評価したい点は、日本社会における「熟年離婚」の問題を、世界各国(アメリカ・スウェーデン・韓国)での状況と照らし合わせていること。

・外国では「結婚」を取り巻く状況がどうなっているのか
・どう対処しようとしているのか

国ごとにポイントを整理しまとめた上で、日本の場合と比較しています。

社会学の本を読んでいると、どうしても視点が日本国内に狭まりがちな印象を受けるのですが、他の国のケースを参考にすることだってとても意味があると思うんです。もちろん、状況や歴史的背景、国民的な価値観が全く同じわけではないから、丸ごと同じ手段で解決できるとは思いませんけどね。

で、熟年離婚の話に戻ります。

読み終えて思ったのは、夫婦とはいえコミュニケーションが必要だということ。「言わぬが花」「以心伝心」「相手の気持ちを汲み取る」…なんてことが重要視されてきた日本社会ですが、夫婦は元々血のつながりのない他人同士。話をしなければ、相手の考えていることなんてわかるわけがない。(話したって100%理解できるわけじゃないけど)

著者の狭間さんも書いているように、外国のケースでは夫婦間のコミュニケーションを積極的にとろうとする努力が伺えます。それは、夫婦の絆や愛情といったものを、長い期間かけて育むためには会話が必須だという共通認識があるから。

日本では結婚を「ゴールイン」と呼ぶけど、外国では「スタート」に過ぎない。だから結婚して何十年と経っても、互いの気持ちや考えを理解しようと努力を怠らない。これは、これから結婚しようという人、結婚について今考えている人にも十分参考になるポイントだと思います。

(実家から借りて)

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