流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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文学部在学中に223冊を読破。
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「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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701冊目!
(副題:甘えと劣等感の心理学)
本文中で、著者自身も親に愛されなかったと明かしています。著作がたくさんある中、初めは意外だったのですが、著者が自ら苦しみ、葛藤してきた経験があるからこそ、心の病や苦しみに悩む人々にその言葉が響くのかもしれません。
気が付けば、私が体調を崩し薬を服用するようになってからもうすぐ15年がたとうとしています。数えるとすごく長い期間ですが、現実味があまりありません。薬は相変わらず必要だし、時には主治医の先生の助言がないと、生活の中で困り果てることもたびたびあります。
とりあえず仕事で最低限稼いで、表向きは社会人をなんとかこなしているけど、このままでいいのかなと思うことは日常茶飯事です。自分の生き方が定まらない感覚が抜けなくて、不安感が払しょくできない感じです。
本を1冊読んだだけでは、自分の生き方は決まらないと思います。でも、何かのヒントはこれからも探し続けていきたい、とも思います。
→著者の公式ホームページ:
・加藤諦三ホームページ http://www.katotaizo.com/
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)
(副題:甘えと劣等感の心理学)
本文中で、著者自身も親に愛されなかったと明かしています。著作がたくさんある中、初めは意外だったのですが、著者が自ら苦しみ、葛藤してきた経験があるからこそ、心の病や苦しみに悩む人々にその言葉が響くのかもしれません。
気が付けば、私が体調を崩し薬を服用するようになってからもうすぐ15年がたとうとしています。数えるとすごく長い期間ですが、現実味があまりありません。薬は相変わらず必要だし、時には主治医の先生の助言がないと、生活の中で困り果てることもたびたびあります。
とりあえず仕事で最低限稼いで、表向きは社会人をなんとかこなしているけど、このままでいいのかなと思うことは日常茶飯事です。自分の生き方が定まらない感覚が抜けなくて、不安感が払しょくできない感じです。
本を1冊読んだだけでは、自分の生き方は決まらないと思います。でも、何かのヒントはこれからも探し続けていきたい、とも思います。
→著者の公式ホームページ:
・加藤諦三ホームページ http://www.katotaizo.com/
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)
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143冊目!
勝間和代さんの『インディペンデントな生き方』(2009/06/01の記事)でおすすめの本として載っていた一冊です。いつもムッツリ機嫌の悪そうな知人が何を考えているのか、少し見えてきました。
ざっくり内容をまとめてしまうと、不機嫌というのは素直に思いを表現できない状況で起こるのだそうです。
1) 「自分は○○さんにこれをしてほしい」と期待している一方で
2) 「思い通りに○○さんが行動してくれない」という嫌悪感も持っている
この矛盾する1)と2)が同時に成り立つのが、素直に○○さんにお願いできないときだけだと加藤さんは言います。
確かに、いつも機嫌が悪い人たちの顔を思い返すと、何を考えているのか素直に話して聞かせてくれた覚えがないような…。
どうしてそのような人は素直になれないのか? それは、自分の心のうちを他人に知られることに、恐怖を感じるためなのだそうです。一種の防衛反応ってことですね。でも、自分の希望はかなえてほしい…なんだか自己中心的。
冷静に思い返せば、自分がなんだかイライラしたときもこんな複雑なことを考えていた覚えがあります。これからは逆に、どうして自分は機嫌が悪いのか、分析するのにも使えそう。うつの認知行動療法にも応用できると思います。
→著者の公式ホームページ:
・加藤諦三ホームページ http://www.katotaizo.com/
(市立図書館で借りて・背表紙幅:0.9cm)
「不機嫌」と「甘え」の心理 なぜ人は素直になれないのか 加藤 諦三 PHP研究所 2004-05-06 by G-Tools |
ざっくり内容をまとめてしまうと、不機嫌というのは素直に思いを表現できない状況で起こるのだそうです。
1) 「自分は○○さんにこれをしてほしい」と期待している一方で
2) 「思い通りに○○さんが行動してくれない」という嫌悪感も持っている
この矛盾する1)と2)が同時に成り立つのが、素直に○○さんにお願いできないときだけだと加藤さんは言います。
確かに、いつも機嫌が悪い人たちの顔を思い返すと、何を考えているのか素直に話して聞かせてくれた覚えがないような…。
どうしてそのような人は素直になれないのか? それは、自分の心のうちを他人に知られることに、恐怖を感じるためなのだそうです。一種の防衛反応ってことですね。でも、自分の希望はかなえてほしい…なんだか自己中心的。
冷静に思い返せば、自分がなんだかイライラしたときもこんな複雑なことを考えていた覚えがあります。これからは逆に、どうして自分は機嫌が悪いのか、分析するのにも使えそう。うつの認知行動療法にも応用できると思います。
→著者の公式ホームページ:
・加藤諦三ホームページ http://www.katotaizo.com/
(市立図書館で借りて・背表紙幅:0.9cm)
139冊目!
図書館で加藤さんの著書を探していたら、衝撃的なタイトルを見つけて思わず借りました。うつの発作が苦しいとき、心理面で悩まされたのが「妬み」の感情の嵐だったからです。
今思えばみっともない…。でも正直に書くと、「仕事を続けて給料をもらえる同期や友人がうらやましい」「第一志望の会社に入社して、就職活動のつらさを経験していない新卒生が憎らしい」などと泥のかたまりのような思いでいっぱいでした。
「比較する人は妬んでいる人なのである。見捨てられる不安を持っている人なのである。相手が自分を比較する目で見ていないのに、自分の方から他人と自分を比較する」(p.59)
そうなんですよね。自分は「普通」の人生を思い描いていたつもりだったのに、理想通りにいかないからといってドロップアウトしたつもりになっていた。勝手に誰かと自分を並べて、あっちの芝生の方が青いと不満ばかり。
ドロップアウト…失敗…転落…絶望した気持ちになって、どん底に突き落とされたような気分。確かに、あの頃は怖くて怖くてたまらなかったです。
体調を崩しかけていたころの話です。他人と自分を比べていたときに何度も友人からアドバイスをもらいました。ありのままの自分を受け入れることを、あの時はどうして素直に実行できなかったのか? さっきの引用部分は、当時の自分の心境を説明してくれてもいます。
この本が世に出たのは1992年です。今考えると、加藤さんのこの一文は当たっています。まるで予言のよう。
15年後(2007年)に就職活動を始めて社会を眺めてみると、働く環境というポイントで見れば世の中は不安だらけでした。新卒だけでなく、中途で仕事を求めている人たちも、厳しい表情をしていました。
妬まずにはいられない症候群(シンドローム) 加藤 諦三 PHP研究所 1992-09 by G-Tools |
今思えばみっともない…。でも正直に書くと、「仕事を続けて給料をもらえる同期や友人がうらやましい」「第一志望の会社に入社して、就職活動のつらさを経験していない新卒生が憎らしい」などと泥のかたまりのような思いでいっぱいでした。
「比較する人は妬んでいる人なのである。見捨てられる不安を持っている人なのである。相手が自分を比較する目で見ていないのに、自分の方から他人と自分を比較する」(p.59)
そうなんですよね。自分は「普通」の人生を思い描いていたつもりだったのに、理想通りにいかないからといってドロップアウトしたつもりになっていた。勝手に誰かと自分を並べて、あっちの芝生の方が青いと不満ばかり。
ドロップアウト…失敗…転落…絶望した気持ちになって、どん底に突き落とされたような気分。確かに、あの頃は怖くて怖くてたまらなかったです。
体調を崩しかけていたころの話です。他人と自分を比べていたときに何度も友人からアドバイスをもらいました。ありのままの自分を受け入れることを、あの時はどうして素直に実行できなかったのか? さっきの引用部分は、当時の自分の心境を説明してくれてもいます。
きっと無意識では、ありのままの自分を認めてしまうのがすごく怖かったんです。その恐怖感がなくならない限り、誰かと比べたがる気持ちを容易に手放すことは到底できない。でもそこを無理してがんばりすぎたところが…もう病的だったのかなぁ。
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「これからの日本はこの二つの制度(=年功序列と終身雇用)がなくなる方向にあることで、ビジネスマンの不安が増大するに違いない」(p.85)
この本が世に出たのは1992年です。今考えると、加藤さんのこの一文は当たっています。まるで予言のよう。
15年後(2007年)に就職活動を始めて社会を眺めてみると、働く環境というポイントで見れば世の中は不安だらけでした。新卒だけでなく、中途で仕事を求めている人たちも、厳しい表情をしていました。
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1番はっとさせらたのは、次の部分です。
「妬み深い性格の人は、いつまでも、遂げられなかった昔の望みに固執しているのである。(中略)画家になるのが夢だった、(中略)しかしそれらの夢は実現しなかった」(p.141)
本当に目指していた大学へ行かせてもらえなかった。 そう思っていたのは、ただ昔の悲しい気持ちにすがりついているだけなのかも?
今さら恨みがましいことばかり繰り返して、エネルギーを消耗するのもなんだかもったいない。そう考えたら、少し肩が楽になって前向きになってみようと思えるようになりました。
→著者の公式ホームページ:
・加藤諦三ホームページ http://www.katotaizo.com/
(市立図書館で借りて・背表紙幅:1.7cm)
「妬み深い性格の人は、いつまでも、遂げられなかった昔の望みに固執しているのである。(中略)画家になるのが夢だった、(中略)しかしそれらの夢は実現しなかった」(p.141)
本当に目指していた大学へ行かせてもらえなかった。 そう思っていたのは、ただ昔の悲しい気持ちにすがりついているだけなのかも?
今さら恨みがましいことばかり繰り返して、エネルギーを消耗するのもなんだかもったいない。そう考えたら、少し肩が楽になって前向きになってみようと思えるようになりました。
→著者の公式ホームページ:
・加藤諦三ホームページ http://www.katotaizo.com/
(市立図書館で借りて・背表紙幅:1.7cm)
138冊目!
加藤さんの、他の本と間違えて買ってしまいました(汗) でもいい本だった。
うつの発作中はとにかくやる気が落ちてしまうので、上向いてきてから喝を入れるのにちょうどいいです。
発症直前によく考えていたことがたくさん指摘されていました。当時は社会がとても怖かったこと、いきなり「デキる」社員を目指そうと計算ばかりしていたことを思い出しました。一方で、体は行動にうまくつなげられなかったことも。
毎日がつまらない、目標も見つからないし、世の中くだらないことばかり…とボヤく人たちの中で育った自分。「あんな大人にはなりたくない!!」と一念発起して、まずは行動しようと意識を持てたのはいい傾向でした。でも結局、あれこれ考える血筋までは矯正できなかったのかもな。
→改題・再編された新バージョンの本:
・『「行動できない人」の心理学』 (2011/07/14の記事)
→著者の公式ホームページ:
・加藤諦三ホームページ http://www.katotaizo.com/
(古本屋で購入・背表紙幅:1.0cm)
行動してみることで人生は開ける まず、できることから、やってみる 加藤 諦三 (PHP文庫) PHP研究所 1999-03 by G-Tools |
うつの発作中はとにかくやる気が落ちてしまうので、上向いてきてから喝を入れるのにちょうどいいです。
発症直前によく考えていたことがたくさん指摘されていました。当時は社会がとても怖かったこと、いきなり「デキる」社員を目指そうと計算ばかりしていたことを思い出しました。一方で、体は行動にうまくつなげられなかったことも。
毎日がつまらない、目標も見つからないし、世の中くだらないことばかり…とボヤく人たちの中で育った自分。「あんな大人にはなりたくない!!」と一念発起して、まずは行動しようと意識を持てたのはいい傾向でした。でも結局、あれこれ考える血筋までは矯正できなかったのかもな。
→改題・再編された新バージョンの本:
・『「行動できない人」の心理学』 (2011/07/14の記事)
→著者の公式ホームページ:
・加藤諦三ホームページ http://www.katotaizo.com/
(古本屋で購入・背表紙幅:1.0cm)
129冊目!
新聞広告の新刊情報をみて、本屋に走りました。冒頭から、これは自分のことを書いているのではないか、加藤さんに心の中を見透かされているのでは、と錯覚するほど、思い当たる節が連続していました。
「被害妄想」という言葉があります。自分は被害にあっていないのに、被害になったと思いこんでいる状態のことです。加藤さんは、自分は責められていないのに、「いつも自分は誰かに責められている」と思いこんでいる状態を「被責妄想」と表現しています。
本を読み始める直前までの私もまさにそうでした。身近な人の何気ない一言が、ぜんぶ自分を責めているように聞こえる。それは心を病む前も、仕事をしていた頃も同じでした。
この心理の問題点は、相手に責める意図がなくても(励ますつもりでも)本人がマイナスの意味に捉えてしまう点です。これは脳内の神経回路がそのようにつながっているから、訓練することで回路をつなぎかえることができる、というのが加藤さんの解決方法です。
自分自身、カウンセリングで教わった手法も使いながら、「考え方の矯正」に取り組んでいるところです。でもこれはなかなか難しいし、根気のいる作業でもあります。無意識に使ってきた思考回路を、自分の意志で組み替えていくわけで…「本当にそんなこと、できるのか??」と疑問に思う読者が大半なのではないでしょうか。
ただ、「あの人いつも言動が不可解だな」と気になっていた心理を、読み解くきっかけにはなると思います。(実際、私の親戚にも当てはまりそうな実例がたくさん載っています) こういう思考回路で動きながら生きている人間も、世の中に存在するということは参考になるはずです。
→著者の公式ホームページ:
・加藤諦三ホームページ http://www.katotaizo.com/
(本屋で購入・背表紙幅:1.1cm)
いつも「自分」だけ責める人 被責妄想は「うつ」の前兆 加藤 諦三 (角川oneテーマ新書) 角川書店 2010-09-10 by G-Tools |
「被害妄想」という言葉があります。自分は被害にあっていないのに、被害になったと思いこんでいる状態のことです。加藤さんは、自分は責められていないのに、「いつも自分は誰かに責められている」と思いこんでいる状態を「被責妄想」と表現しています。
本を読み始める直前までの私もまさにそうでした。身近な人の何気ない一言が、ぜんぶ自分を責めているように聞こえる。それは心を病む前も、仕事をしていた頃も同じでした。
この心理の問題点は、相手に責める意図がなくても(励ますつもりでも)本人がマイナスの意味に捉えてしまう点です。これは脳内の神経回路がそのようにつながっているから、訓練することで回路をつなぎかえることができる、というのが加藤さんの解決方法です。
自分自身、カウンセリングで教わった手法も使いながら、「考え方の矯正」に取り組んでいるところです。でもこれはなかなか難しいし、根気のいる作業でもあります。無意識に使ってきた思考回路を、自分の意志で組み替えていくわけで…「本当にそんなこと、できるのか??」と疑問に思う読者が大半なのではないでしょうか。
ただ、「あの人いつも言動が不可解だな」と気になっていた心理を、読み解くきっかけにはなると思います。(実際、私の親戚にも当てはまりそうな実例がたくさん載っています) こういう思考回路で動きながら生きている人間も、世の中に存在するということは参考になるはずです。
→著者の公式ホームページ:
・加藤諦三ホームページ http://www.katotaizo.com/
(本屋で購入・背表紙幅:1.1cm)