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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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いつも「自分」だけ責める人 いつも「自分」だけ責める人
被責妄想は「うつ」の前兆

加藤 諦三

(角川oneテーマ新書) 角川書店 2010-09-10


by G-Tools
新聞広告の新刊情報をみて、本屋に走りました。冒頭から、これは自分のことを書いているのではないか、加藤さんに心の中を見透かされているのでは、と錯覚するほど、思い当たる節が連続していました。

「被害妄想」という言葉があります。自分は被害にあっていないのに、被害になったと思いこんでいる状態のことです。加藤さんは、自分は責められていないのに、「いつも自分は誰かに責められている」と思いこんでいる状態を「被責妄想」と表現しています。

本を読み始める直前までの私もまさにそうでした。身近な人の何気ない一言が、ぜんぶ自分を責めているように聞こえる。それは心を病む前も、仕事をしていた頃も同じでした。

この心理の問題点は、相手に責める意図がなくても(励ますつもりでも)本人がマイナスの意味に捉えてしまう点です。これは脳内の神経回路がそのようにつながっているから、訓練することで回路をつなぎかえることができる、というのが加藤さんの解決方法です。

自分自身、カウンセリングで教わった手法も使いながら、「考え方の矯正」に取り組んでいるところです。でもこれはなかなか難しいし、根気のいる作業でもあります。無意識に使ってきた思考回路を、自分の意志で組み替えていくわけで…「本当にそんなこと、できるのか??」と疑問に思う読者が大半なのではないでしょうか。

ただ、「あの人いつも言動が不可解だな」と気になっていた心理を、読み解くきっかけにはなると思います。(実際、私の親戚にも当てはまりそうな実例がたくさん載っています) こういう思考回路で動きながら生きている人間も、世の中に存在するということは参考になるはずです。

→著者の公式ホームページ:
  ・加藤諦三ホームページ http://www.katotaizo.com/

(本屋で購入・背表紙幅:1.1cm)

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