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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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アルバイト
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読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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476冊目!

社会人から大学教授になる方法 社会人から大学教授になる方法

鷲田 小彌太
(わしだ こやた)

(PHP新書) PHP研究所 2006-02

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タイトルが気になって、「衝動借り」した1冊です。

大学教授に転職、なんて虫のいいことは考えないようにしていたけど、読んでいて少しずつ元気になってきました。著者はこれからの大学の現状と求められる教員像を挙げた上で、大学教授ほど良い仕事はないと名言しています。

曽祖父の代から大学教授が続く家系で、私もいつかは大学院に行きたい、でも色々あって無理だとあきらめかけていたところでした。

少なくとも、今のペースで読書を続けたり、勉強の時間を取ったりすることは無駄ではないらしい。その上で、大学院や論文執筆に挑戦することを考えようと思います。

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)

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439冊目!

日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか 日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか
竹田 恒泰

(PHP新書) PHP研究所 2010-12

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著者の名前が世間に広く知られるようになったのは、この1冊がきっかけではないでしょうか。

私自身、大学で外国文学を学んでみて、逆に日本について(文化・歴史・文学あらゆる面で)理解が足りないと日々思います。

特に痛感するのは、仕事で国語を教えている時です。正しい日本語の使い方や、言葉一つ一つの意味。そして古文や漢文が歴史上果たしてきた役割。次の世代にきちんと伝えなければという思いの一方で、その手段を十分持っていない自分にイライラすることもあります。

戦後、連合国軍は日本が再び戦争できないよう、さまざまな手を打っていたことが本書でも紹介されています。その1つが教育で、「自国を愛せない」「建国の神話を学んでいない」などの弊害は確実に現代人に効果を及ぼしているように思えてなりません。

グローバル化が進んで、外国との垣根が低くなればなるほど、各国や各地域が持つ個性や伝統への関心も高くなります。英語を教える機会に触れるたび、「もっと日本について学ぶ時間を増やす方が良いのではないか?」と疑問を抱くこともしばしばです。

個人的には、着物を日常で着たり、今も畳と布団の生活を続けていたりしていますが、まだまだこの国のことで知りたいことはたくさんあります。2000年の歴史と伝統のある国に生まれたからこそ、今の暮らしを大切にしたいと思える本でした。

NPOの民間図書館で借りて・背表紙幅:1.6cm)

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329冊目!

  
社会的ひきこもり社会的ひきこもり
終わらない思春期

斎藤 環(たまき)

(PHP新書) PHP研究所 1998-11

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現代日本の若者について論じる本を読むと、しばしば参考文献に挙がっている本。手にとって初めて気づきましたが、本書の発表は10年以上も前でした。

この10年の間に、「フリーター」やら「ニート」やら「希望格差社会」「下流社会」やら、さまざまな言葉が生まれています。でもはたと振り返ると、そうした言葉で大騒ぎした割には問題の本質が置き去りにされたままのような。

第1部では、著者が精神科医の立場で引きこもり本人たちを分析した概論及びデータが載っています。ここは読み物というより、専門家向けの資料や問題提供の側面が強い書き方です。

個人的には第2部に興味がありました。あえて「引きこもりを治療する」というのが著者の主張ですが、実際にはどのような手法をとるのか、具体的に述べられています。

→本書について触れている本:
  ・本田 由紀 他 『「ニート」って言うな!』 (2012/09/08の記事)・・・第3部(筆:後藤 和智)の参考文献

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)

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246冊目!

官僚の責任 官僚の責任
古賀 茂明

(PHP新書) PHP研究所 2011-07-16


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興味半分で手を伸ばした1冊でしたが、のめり込みすぎ数日だけ読むのを中断してしまいました。本当に国家の中心がこれでいいのだろうか…まじめに考えすぎて気持ち悪くなったようです。

東日本大震災後も、復興が遅々として進まない現状。東京電力 福島第一原発事故の対応の不備。そして国民に更なる負担を強いる増税法案。この本が出版されてちょうど1年がたっても、内容がまったく過去のものでないことが情けなくなります。

TVや新聞を中心にニュースを追っていると、どうしても政治家の動きばかりに集中しがちです。しかし、内閣の下には各担当省があって、国家公務員が働いている。どうもその事実を忘れていたことに気づかされます。

政治がうまくいかないのは、政治家の無能さや無力だけではない。エリートの官僚たちが「国民のため」という意識をなくし、自分たちの利権を守るために都合よく政治家を利用している側面もある。経済産業省で実際に仕事を経験したからこそ、著者の声も響いてきます。

古賀さんのほかの著書にも興味がありますが、現実が重すぎてすぐには無理かも…。

(古本屋で購入・背表紙幅:1.0cm)

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221冊目!

話しあえない親子たち 話しあえない親子たち―「対立」から「対位」へ
伊藤 友宣

(PHP新書) PHP研究所 1998-01


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図書館の新書コーナーで見つけ、気になっていた本です。

実家で療養生活と称して居候していた頃、どうして両親とこうも話がかみ合わないのか、やきもきした体験が少なくありませんでした。

伊藤さんの分析では、日本の歴史にも触れつつ、親世代が「戦争の時代」の思考モードで話していると指摘しています。争いの時代ならば、話ができない相手とは「ハイそれまでよ」、つまり戦闘を始めてやっつければよかったわけです。

しかし、第二次大戦後は平和の時代に入り、相互理解が難しい相手との話し合いにも変化が必要になってきました。戦いで決着をつけるわけにはいかないので、あくまでも話し合いによって問題解決をしなければなりません。ただ、まだ50年そこらで話術をころころ変えられるほど、人間は器用でもありません。

「まず、話しあうということは、勝敗を決するということではない、という理解がいる。勝つか負けるかを決するのではなくて、双方を生かしあうことだという基本理解がいるのである。
 双方を生かしあうということは、とりもなおさず、双方がなにを優先順位の第一番とするかについての共通の見解が成立するということである」 (p.47 改行本文)


もうちょっと早くこの本に出会っておけばなぁ・・・。

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)

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68冊目!

身もフタもない日本文学史 身もフタもない日本文学史
清水 義範

(PHP新書) PHP研究所 2009-07-16


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最近、日本史や日本文学史にハマり始めた(らしい)父。出先で見つけて衝動買いしたという本を借りました。

「短歌のやりとりはメールである」(p. 31)「エッセイは自慢話だ」(p. 51)…など、斬新(?)な切り口で日本文学史を大まかに解釈していて面白いです。高校時代にこれを読んでいたら、苦手な日本史や古文の授業がもっと楽しくなったかもしれません。ちょっとくやしい。

日本文学は日本の歴史と共に発展し、さまざまな変化を遂げて現代に至っています。私は源氏物語も通読していないし徒然草も難しそうで二の足を踏んだまま。でも「名作」に込められた日本人の価値観や伝統は失われていないんですね。

そしてさらに思ったのは、日本文学の世界はまだまだ広いということ。名作・古典と呼ばれる作品以外にもたくさんの書物が登場し、現在もその世界は広がり続けていることを実感しました。

(実家で父から借りて・背表紙幅:1.0cm)

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