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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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文学部在学中に223冊を読破。

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179冊目!

まだ遠い光 まだ遠い光
家族狩り〈第5部〉

天童 荒太

(新潮文庫) 新潮社 2004-05


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クライマックスへの展開の持っていき方に舌を巻いた。4巻目までですっかり大変なことになってしまっていたから、一体作者はどんな展開を考えていたのか想像もつかなかった。

家族を「狩る」という行為。犯人が誰かわかった後はひたすら恐ろしいと思ったけれど、そんな行為に走らざるをえなかった彼(ら)がなんだか物悲しい。追い詰められて、他の選択肢がもうなくなってしまって、そんな中で一家に拷問を仕掛ける姿が複雑。

家族って一体何だろうね。血のつながりのあるもの同士? 互いを大切にしあう者同士? 言葉で答えを見つけることは簡単かもしれない。なら自分の理想通りの家族を築けるかというと・・・なかなか難しいだろうな。

→「家族狩り」シリーズ:
  ・『第1部 幻世の祈り』 (2005/08/02の記事
  ・『第2部 遭難者の夢』 (2005/12/06の記事
  ・『第3部 贈られた手』 (2005/12/09の記事
  ・『第4部 巡礼者たち』 (2006/01/04の記事
  ・『第5部 まだ遠い光』

(C市立図書館で借りて)

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156冊目!

巡礼者たち 巡礼者たち
家族狩り〈第4部〉

天童 荒太

(新潮文庫) 新潮社 2004-04


by G-Tools
ついについに度重なる事件の犯人が現れたか!?・・・っと思いきや、結局お話は第五巻を読まないと流れがつかめない展開になってますね。

第二部の「遭難者」と第四部の「巡礼者」。なんだか対比されてるような気がする。この巻になってようやく、(登場人物たちのように)わずかながら希望の光が見えてくる。

でもまだ「家族」ってどんなものなのか、著者の考えがはっきりとは見えてこないし自分でもわからない。この話がどんな終焉を迎えるのか、目が離せないね。

→「家族狩り」シリーズ:
  ・『第1部 幻世の祈り』 (2005/08/02の記事
  ・『第2部 遭難者の夢』 (2005/12/06の記事
  ・『第3部 贈られた手』 (2005/12/09の記事
  ・『第4部 巡礼者たち』
  ・『第5部 まだ遠い光』 (2006/04/25の記事

(C市立図書館で借りて)

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152冊目!

贈られた手 贈られた手
家族狩り〈第三部〉

天童 荒太

(新潮文庫) 新潮社 2004-03


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3作目から新しく「愛」の概念が描きこまれる。わずかな希望と、家族や他人の間に交わされる愛が垣間見える。でも、この行き詰った家族をどうしていくべきなのかはまだ見えてこない。そうしているうちに新しい事件がまたも発生。登場人物達はどんな道を選び、進んでいくのだろう。

→「家族狩り」シリーズ:
  ・『第1部 幻世の祈り』 (2005/08/02の記事
  ・『第2部 遭難者の夢』 (2005/12/06の記事
  ・『第3部 贈られた手』
  ・『第4部 巡礼者たち』 (2006/01/04の記事
  ・『第5部 まだ遠い光』 (2006/04/25の記事

(C市図書館で借りて)

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151冊目!

遭難者の夢 遭難者の夢
家族狩り〈第2部〉

天童 荒太

(新潮文庫) 新潮社 2004-02


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10ページごとに、ずしりと響く文章が現れる。複数の登場人物の様子を並べて書いていくから、それぞれの家族構成や職業、背景をよく覚えていないと読み込みにくいかも。

1作目よりも展開全体が暗い感じがする。登場人物の過去が少しずつ明らかになって、それを相変わらず引きずっている姿が「遭難者」という題名にぴったりくる。どうすればいいのかわからず、さまよっているイメージ。

→「家族狩り」シリーズ:
  ・『第1部 幻世の祈り』 (2005/08/02の記事
  ・『第2部 遭難者の夢』
  ・『第3部 贈られた手』 (2005/12/09の記事
  ・『第4部 巡礼者たち』 (2006/01/04の記事
  ・『第5部 まだ遠い光』 (2006/04/25の記事

(C市立図書館で借りて)

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114冊目!(「2004年新潮文庫の100冊」69冊目)

幻世の祈り 幻世(まぼろよ)の祈り
家族狩り〈第1部〉

天童 荒太

(新潮文庫) 新潮社 2004-01


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読んでて鳥肌が立つ。現代人の心の闇というか、常に抱えている悩みというか、そんな類のものを目の前につきつけられる感じがする。

描かれている登場人物は全て架空の存在のはずなのに、不思議なくらい現実味を帯びていて不気味なくらい。あとがきを読むと、構想の「家族狩り」がまず書かれて、現代人をより細かく表現するために書き下ろしたらしいことがわかるけど、筆者の工夫の跡が感じられる文章に仕上がっているなぁとつくづく思う。

5部作。長いけど、これから物語がどのように展開していくのか。早く続きが読みたい。

→「家族狩り」シリーズ:
  ・『第1部 幻世の祈り』
  ・『第2部 遭難者の夢』 (2005/12/06の記事
  ・『第3部 贈られた手』 (2005/12/09の記事
  ・『第4部 巡礼者たち』 (2006/01/04の記事
  ・『第5部 まだ遠い光』 (2006/04/25の記事

(C市図書館で借りて)

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