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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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文学部在学中に223冊を読破。

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216冊目!

ディズニーランドの秘密 ディズニーランドの秘密 (新潮新書)
有馬 哲夫
新潮社 2011-07


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半年ほど前に出たばかりの新書です。本屋で見つけてから図書館で予約し、ずっと順番が来るのを待ってました。

同じ新潮新書の『ディズニーの魔法』では、原作をディズニー映画でどのように改変したのか検証していました。こちらはテーマパークに視点を移し、ウォルト・ディズニーが作ろうとしたパークと、現在のディズニーパークを比較しています(東京ディズニーリゾートも含む)。

したがって、ウォルト・ディズニーの業績について興味がある場合は、2冊とも目を通すととても参考になると思われます。

童話から映画への改変については、現在でも多くの指摘がなされているのを耳にします。原作の童話は日本語訳も手に入るし、映画もDVDなどで気軽に見られて比較が容易だからです。しかし、ウォルトの生前と死後とでパークの中身に大きな違いがあることは今回初めて知りました。

カリフォルニアのディズニーランドが開園したのはもう50年以上も前ですから、その頃から通いつめた人でもない限り、パークの変遷を目の当たりにすることはないと思います。また、当時の資料などを日本で集めるとなると限界があります。アメリカ本国にある資料を、研究機関などを通じて英語で探す必要があるでしょう。

その点でも、有馬さんの今回の著書は、ウォルトのパークへの思いをより正確に知るため貴重なものだと言えます。現在のパークはウォルトの意思を継いだイマジニア(※1)たちが少しずつ作り変えてきたもので、ウォルトが理想としていたパークとはズレているのも事実です。

逆に、東京ディズニーリゾートにしかない特徴を見ていくことで、日本人がディズニーメディアやレジャー施設に対して抱いている期待も検証できるのではないでしょうか。有馬さんの専門からは少し外れてしまいますが…。

(※1「イマジニア」…「イマジネーション」と「エンジニア」から成る造語。ディズニーパークを作る専門職人集団)

→著者・有馬哲夫の他の本:
  ・『ディズニーランド物語』 (2008/02/09の記事
  ・『ディズニーの魔法』 (2011/10/15の記事

→本文中で紹介・引用されていた本:
  ・p. 87-90あたり トウェイン 『トム・ソーヤーの冒険』 (2009/02/15の記事
  ・p. 111 養老孟司 『死の壁』 (2011/09/17の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)

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206冊目!

ミッキーのいつでもハッピー 4 ミッキーのいつでもハッピー (4)
ディズニー とき ありえ

(講談社+α文庫) 講談社 1998-10


by G-Tools
シリーズ最終巻。これだけはどこの古本屋にもなくて、見つけるまで時間がかかりました。

ミッキーにはモーティとフェルディという名の双子の甥たちがいて、この巻では主にモーティが多く登場します。彼はやんちゃでいたずらが大好き。ミッキーだけでなく、プルートも巻き込んでいたずらをします。

モーティの姿は、初期のミッキーマウスの位置づけとよく似ているように思います。ミッキーは今でこそ「人気者」「魔法が使える」「音楽やダンスが得意」な優等生キャラですが、誕生直後の白黒アニメ時代は「いたずら大好きなやんちゃ坊主」の側面が強く出ていました。

本書の中では、新聞の株価情報を気にしたり、モーティの保護者としてしつけを厳しくしたり、ミッキーはすっかり大人の顔をしています。でも案外、甥っ子に過去の自分を重ねているんじゃないかなぁ?

→「ミッキーのいつでもハッピー」シリーズの他の本:
  ・(1) すこしだけ片想い (2011/08/01の記事
  ・(2) 元気がいちばん! (2011/08/24の記事
  ・(3) 友だちは宝もの!? (2011/08/30の記事

(古本屋で購入・背表紙幅:1.1cm)

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169冊目!

ディズニーの魔法 ディズニーの魔法
有馬 哲夫

(新潮新書) 新潮社 2003-11


by G-Tools
有馬さんの本は以前にも読んだことがあります。最近また新書が出ていたので、前に出ていた方の新書を図書館で借りてみました。

ディズニーのアニメ映画の中でも、「クラシックス」という部類に入る長編作品に注目し、原作の古典童話をどのように変えて映画作品にしたのか、作品別に解説しています。まずは原作の特徴を挙げ、続いてディズニー版でどうなったか紹介するスタイルで、とても読みやすいです。

大学時代、ほぼ同じ内容でレポートを書いてました。楽しかったなぁ。私は学部レベル程度でしたが、専門家の有馬さんは当時のアメリカの時代背景や興行収入といった面での考察もあり、おもしろく読めました。

ディズニーによる物語の改変を批判する声がある一方で、有馬さんが述べる指摘は重要だと思います。もともと童話や昔話は口伝されてきたもので、地域や時代によって変化してきたものだということです。

これから何世紀もたてば、物語はまたさらに変化を遂げ、ディズニー版のおとぎ話も歴史の一部とみなされる時代がくるかもしれません。「アメリカの民話」として作られた新しい童話が、それぞれの制作当時の時代感覚を反映しているという意味でも、価値があります。

少なくとも、原作を知っているとディズニーの魔法の秘密がいくつも明らかになる。これは間違いありません。

→本書に登場した本:
  ・p. 18 池内 紀 訳 『グリム童話』 (2012/11/02の記事

→著者・有馬哲夫の他の本:
  ・『ディズニーランド物語』 (2008/02/09の記事
  ・『ディズニーランドの秘密』 (2012/03/11の記事

→参考になるかも?
  ・野村ひろし 『もっと知りたいグリム童話』 (2005/09/14の記事
  ・リュティ 『ヨーロッパの昔話』 (2005/07/03の記事

(市立図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)

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152冊目!

ミッキーのいつでもハッピー(3) ミッキーのいつでもハッピー〈3〉
友だちは宝もの!?

ディズニー
訳:とり あきえ

(講談社+α文庫) 講談社 1998-09


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4冊シリーズの3巻目は、「友達」がテーマ。ミッキーにはたくさん友達がいるけれど、この本でクローズアップされているのはグーフィーとの関係です。

グーフィーはいつも職を転々としていて、仕事場でトラブルを起こすこともしばしば。あまりのマイペースっぷりに周囲の人たちもときどき渋い顔。よく考えればミッキーとは馬が合わなさそうなのに、大きなケンカをしたり非難したりすることはありません。

グーフィーの性格を理解し、丸ごと受け入れてるからこそ、仲良しでいられるんだろうな。コミックには出てこないけど、短気なドナルドともそうやって付き合ってるんだと思います。

ミッキーのすごさは、こんな性格面にも表れているんですね。

→「ミッキーのいつでもハッピー」シリーズの他の本:
  ・(1) すこしだけ片想い(2011/08/01の記事
  ・(2) 元気がいちばん!(2011/08/24の記事
  ・(4) いたずらは蜜の味 (2012/02/18の記事

(古本屋で購入・背表紙幅:1.1cm)

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149冊目!

ミッキーのいつでもハッピー(2) ミッキーのいつでもハッピー〈2〉
元気がいちばん!

ディズニー
訳:とき ありえ

(講談社+α文庫) 講談社 1998-08


by G-Tools
ミッキーの文庫版コミック・2冊目。この巻のテーマは、「失敗しても前向きにチャレンジし続ける」といったところでしょうか。

ミッキーはプルートのしつけをしたり、スポーツをいろいろやってみたりと、とても積極的です。でも、以外と苦手な分野もあったりして…^^; (特に釣りに関しては、グーフィーの方が腕が上のよう)

でも落ち込む顔は見せずに、脚立を使ってダンクシュートを決めてみるとか、仮装パーティーが中止になってもそのまま出かけちゃうとか、一工夫して楽しんじゃってるところがお茶目です。

ミッキーの姿を見てると、ストレスなんて言葉とは無縁みたい。要領がよくて、毎日を楽しんでいて、人気者の秘訣はここにあるのかも。

→「ミッキーのいつでもハッピー」シリーズの他の本:
  ・(1) すこしだけ片想い(2011/08/01の記事
  ・(3) 友だちは宝もの!?(2011/08/30の記事
  ・(4) いたずらは蜜の味 (2012/02/18の記事

(古本屋で購入・背表紙幅:1.1cm)

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144冊目!

ミッキーのいつでもハッピー(1) ミッキーのいつでもハッピー (1)
すこしだけ片想い

ディズニー
訳:とき ありえ

(講談社+α文庫) 講談社 1998-07


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古本屋を歩き回っていたら、偶然発見しました。アメリカでは新聞にミッキーのコマ漫画が連載されていたことがあると聞いたことがあったけど、まさか日本でも読めるなんて! 衝動買いです。

英語のセリフと日本語訳の両方が載っていて、訳のいい勉強になります。

ミッキーというと、楽器が演奏できてダンスも上手で魔法も使えて…とスターのイメージが強いです。でもこのコミックの中では、大好きなミニーに振り回されてばかり。ミニーちゃんもダイエットに夢中で、四六時中ミッキーのことを考えている…わけでもないみたい。

それでもミニーが大好きで、一途に追いかけ続けるミッキーの姿は、私たち以上に人間くさくて新鮮です。ミッキーも男の子なんだなぁ。こんな一面もあるんだなぁ。世界のヒーローが身近に感じられますよ。

→「ミッキーのいつでもハッピー」シリーズの他の本:
  ・(2) 元気がいちばん! (2011/08/24の記事
  ・(3) 友だちは宝もの!? (2011/08/30の記事
  ・(4) いたずらは蜜の味 (2012/02/18の記事

(古本屋で購入・背表紙幅:1.2cm)

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