流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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文学部在学中に223冊を読破。
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「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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216冊目!
半年ほど前に出たばかりの新書です。本屋で見つけてから図書館で予約し、ずっと順番が来るのを待ってました。
同じ新潮新書の『ディズニーの魔法』では、原作をディズニー映画でどのように改変したのか検証していました。こちらはテーマパークに視点を移し、ウォルト・ディズニーが作ろうとしたパークと、現在のディズニーパークを比較しています(東京ディズニーリゾートも含む)。
したがって、ウォルト・ディズニーの業績について興味がある場合は、2冊とも目を通すととても参考になると思われます。
童話から映画への改変については、現在でも多くの指摘がなされているのを耳にします。原作の童話は日本語訳も手に入るし、映画もDVDなどで気軽に見られて比較が容易だからです。しかし、ウォルトの生前と死後とでパークの中身に大きな違いがあることは今回初めて知りました。
カリフォルニアのディズニーランドが開園したのはもう50年以上も前ですから、その頃から通いつめた人でもない限り、パークの変遷を目の当たりにすることはないと思います。また、当時の資料などを日本で集めるとなると限界があります。アメリカ本国にある資料を、研究機関などを通じて英語で探す必要があるでしょう。
その点でも、有馬さんの今回の著書は、ウォルトのパークへの思いをより正確に知るため貴重なものだと言えます。現在のパークはウォルトの意思を継いだイマジニア(※1)たちが少しずつ作り変えてきたもので、ウォルトが理想としていたパークとはズレているのも事実です。
逆に、東京ディズニーリゾートにしかない特徴を見ていくことで、日本人がディズニーメディアやレジャー施設に対して抱いている期待も検証できるのではないでしょうか。有馬さんの専門からは少し外れてしまいますが…。
(※1「イマジニア」…「イマジネーション」と「エンジニア」から成る造語。ディズニーパークを作る専門職人集団)
→著者・有馬哲夫の他の本:
・『ディズニーランド物語』 (2008/02/09の記事)
・『ディズニーの魔法』 (2011/10/15の記事)
→本文中で紹介・引用されていた本:
・p. 87-90あたり トウェイン 『トム・ソーヤーの冒険』 (2009/02/15の記事)
・p. 111 養老孟司 『死の壁』 (2011/09/17の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)
ディズニーランドの秘密 (新潮新書) 有馬 哲夫 新潮社 2011-07 by G-Tools |
同じ新潮新書の『ディズニーの魔法』では、原作をディズニー映画でどのように改変したのか検証していました。こちらはテーマパークに視点を移し、ウォルト・ディズニーが作ろうとしたパークと、現在のディズニーパークを比較しています(東京ディズニーリゾートも含む)。
したがって、ウォルト・ディズニーの業績について興味がある場合は、2冊とも目を通すととても参考になると思われます。
童話から映画への改変については、現在でも多くの指摘がなされているのを耳にします。原作の童話は日本語訳も手に入るし、映画もDVDなどで気軽に見られて比較が容易だからです。しかし、ウォルトの生前と死後とでパークの中身に大きな違いがあることは今回初めて知りました。
カリフォルニアのディズニーランドが開園したのはもう50年以上も前ですから、その頃から通いつめた人でもない限り、パークの変遷を目の当たりにすることはないと思います。また、当時の資料などを日本で集めるとなると限界があります。アメリカ本国にある資料を、研究機関などを通じて英語で探す必要があるでしょう。
その点でも、有馬さんの今回の著書は、ウォルトのパークへの思いをより正確に知るため貴重なものだと言えます。現在のパークはウォルトの意思を継いだイマジニア(※1)たちが少しずつ作り変えてきたもので、ウォルトが理想としていたパークとはズレているのも事実です。
逆に、東京ディズニーリゾートにしかない特徴を見ていくことで、日本人がディズニーメディアやレジャー施設に対して抱いている期待も検証できるのではないでしょうか。有馬さんの専門からは少し外れてしまいますが…。
(※1「イマジニア」…「イマジネーション」と「エンジニア」から成る造語。ディズニーパークを作る専門職人集団)
→著者・有馬哲夫の他の本:
・『ディズニーランド物語』 (2008/02/09の記事)
・『ディズニーの魔法』 (2011/10/15の記事)
→本文中で紹介・引用されていた本:
・p. 87-90あたり トウェイン 『トム・ソーヤーの冒険』 (2009/02/15の記事)
・p. 111 養老孟司 『死の壁』 (2011/09/17の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)
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