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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
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アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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もうすぐ通算650冊に到達予定。
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355冊目!

  
何者 何者

朝井 リョウ

新潮社 2012-11-30

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「桐島、部活やめたってよ」の作者による、就職活動をテーマにした作品。図書館ボランティアのメンバーから借りました。

私が就職活動でヒーヒー言っていた頃から5年。今の就活は更に様子が変わり、スマホはおろかツイッターやFacebookの利用は当たり前。ツイートだけで描写が進む場面は、ネットに詳しくない世代には読みにくいかもしれません。

でも進路に悩む学生の姿はまったく同じだなぁと実感しました。時代の流れに乗ってツールが変化しても、なぜ働くのか、自分はどのように人生を設計していきたいのか、答えを探して模索するところは変わりません。

終盤でサスペンスのように明かされる、ある事実。静かな語り口だけど、じわじわと読み手の心をつかむ重い言葉。まるで映画のラストシーンのようでした。

→著者の他の作品:
  ・「ひからない蛍」 『いつか 君へ Boys』収録 (2015/07/21の記事
  ・『桐島、部活やめたってよ』 (2017/09/27の記事)

→映画版:
  ・映画『何者』公式サイト http://nanimono-movie.com/

(図書館ボランティアのメンバーから借りて・背表紙幅:2.2cm)

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209冊目!

私の長生き料理 私の長生き料理 (集英社文庫)
宇野 千代
集英社 1998-02-20


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元同僚・Oくんからのプレゼントです。

宇野さんご自慢の料理の作り方と一緒に、2~3ページずつコメントが添えられています。料理をアップで撮影した写真が見事で、おいしそうです。

読んでいるうち、おばあちゃんと一緒に台所に立って料理を教わっている気分になってきます。(実際にそのような経験はないのですが…) さまざまな食材のおいしさをいかに引き出し、余すところなく食するか。そのコツを手取り足取り指南してもらっているようです。

宇野さんは着物のデザインも手がけていたそうで、ご自身の写真も素敵な着物姿ばかり。この本では触れていないけど、好きなものを身にまとうのも毎日を楽しみ長生きできる秘訣なのかもしれません。

着物で暮らしながら、丁寧に作った和食を食べて暮らす。憧れるなぁ~

(元同僚からのプレゼント・背表紙幅:1.0cm)

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176冊目!

この人に会うと元気になれる! この人に会うと元気になれる!
大竹 しのぶ

(集英社be文庫) 集英社 2003-08-20


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<高校の友人・Mさんのおすすめ>

ずっと古本屋やネットで探してきて、「Mさんからすすめられた本」リストに最後まで残っていました。まさか引っ越し先の図書館で借りられるなんて! ラッキーです。

最近で言うと、大河ドラマ「江」で秀吉の妻・おね役の印象が強い大竹さん。この本は「著書」というより、12人の著名人との対談をまとめた雑誌企画の単行本です。いかにも連載当時を思い起こさせる、写真も満載です。

対談そのものは10年ほど前。でも、活字化された対談の様子を読んでいると、自分もまるで取材現場にいるかのようにみずみずしい言葉がたくさん並んでいます。大竹さんと、ゲストのみなさんの声が耳に聞こえてくるみたい。

読んでいると、確かに元気が出てくる気もしました。ゲストによって対談の内容はさまざまですが、演劇や映画などの話題が多いです。複数の人間で、時間をかけて作り上げていく芸術分野…一人ひとりの持つ力や考えをぶつけあいながら、一つの作品に仕上げる作業。奥深さも垣間見えました。

機会があったら、大竹さんの舞台もぜひ見に行ってみたいと思います。

(市立図書館で借りて・背表紙幅:1.5cm)

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160冊目!

本質を見抜く力 本質を見抜く力
環境・食料・エネルギー

養老 孟司
竹村 公太郎

(PHP新書) PHP研究所 2008-09-13


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<高校の友人・Mさんの紹介>

今年の3月に東日本大震災が起こって、日本のエネルギー政策や原発関連の環境問題がTVをにぎわせています。このタイミングで読むことになろうとは、不思議な気分です。今だったら、著者の2人の対談にも花が咲きそう。

解剖学の権威と、元国土交通省の役人。接点がなさそうな印象なのに、内容はとてもおもしろかったです。「モノから歴史を見る」、特にエネルギー需給の観点から人口の推移を考えるというのは、今までありそうでなかった視点でした。

私は文系の出身ですが、高校の頃は理系への進学も考えていたこともあって、理系独特の考え方やグラフとデータを用いる論じ方にも抵抗はないほうです。この国の役人さんたちはどうでしょうか。法学部出身者ばかりという状況が続けば、ますます将来が心配です。

→著者の一人・養老さんの本:
  ・『バカの壁』 (2011/08/20の記事
  ・『死の壁』 (2011/09/17の記事
  ・『超バカの壁』 (2011/09/25の記事
  ・『虫眼とアニ眼』 (宮崎 駿との共著・2012/10/03の記事

(市立図書館で借りて・背表紙幅:1.3cm)

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159冊目!

死の壁 死の壁
養老 孟司

(新潮新書) 新潮社 2004-04-16


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<高校の友人・Mさんの紹介>

中高とお世話になった恩師の1人が、よく養老先生の話をしていたのを思い出しました。当時は「変わった大学の先生もいるもんだなぁ」程度に聞いていたのに、今こうして著書を通して接してみると、今までの自分とは違う視点をお持ちでとても興味深く思えます。

「どんなに賢い科学者だって、自分の臨終の日は予言できないのですから。
 自分自身どころか、女房だって思うようにいかないし、子供だって思うようにいかない。だからこそ思った通りにロケットが飛んだら嬉しい。しかし、それだけで喜んでいるのはもうあまりにも子供っぽいのではないかと思うのです」(p.25 改行本文)


共感できた部分です。理系出身者が多い私の親戚も、周りの人間が思い通りにならないと小言を言っていることが多い(笑)

「死」について、宗教の本以外でこうして読むのはそういえば初めてです。「生死のはっきりとした境はない」「日本人は、死んだ人を生きている人と同じ扱いにしない」など、最初は驚くけどなるほどと納得できる部分もたくさんありました。

震災や豪雨など、日本各地で命について考える機会が増えている今、この本を読むことができてよかったと思います。

→著者の他の本:
  ・『バカの壁』 (2011/08/20の記事
  ・『本質を見抜く力』 (2011/09/19の記事
  ・『超バカの壁』 (2011/09/25の記事
  ・『虫眼とアニ眼』 (宮崎 駿との共著・2012/10/03の記事

→参考になるかも?
  ・福岡伸一 『生物と無生物のあいだ』 (2011/10/25の記事

(市立図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)

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155冊目!

数字力トレーニング ビジネス脳を鍛える! 数字力トレーニング
田中 靖浩

日本経済新聞出版社 2008-06-21


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<高校の友人・Mさんの紹介>

簡単にいえば、パズル本。というか、クイズ本? 1ページ1問ずつ答えていきながら、ビジネスに必要な数字の感覚(たとえば「億」とか)を鍛える、という趣旨の本です。

私はいまどうせ無職だし、ビジネスにはうといし…そう思って読み始めは「苦手意識」が頭をもたげていました。でもニュースで出てくる数字を身近に捉えられるようになるかも、と気を取り直して気軽にページをめくるだけでも、じゅうぶん役に立っています。

3年前に出版されたものなので、使われている統計データが古いのが残念。もっと早く読んでおけばよかったかな。

(古本屋で購入・背表紙幅:1.0cm)

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