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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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153冊目!

あなたの苦手な彼女について あなたの苦手な彼女について
橋本 治

(ちくま新書) 筑摩書房 2008-12-10


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<高校の友人・Mさんの紹介>

図書館で手に取ってみたら、新書の割には予想以上に分厚くてびっくりしました。読み応えの方もずっしり。コミュニケーションや女性論がテーマかと思いきや、内容は現代史や経済など一見関係なさそうな話題。

「橋本さん、で、何が言いたいの??」…いつも頭にクエスチョンマークが出てた気がします。

でも我慢して読み進めていくと、いきなり話が最初につながって「あぁそうか」とわかったようなわからないような。くり返し読んでかみ砕いていかないと、内容を理解するのは難しいです。

ジェンダー論として読んでみると、さまざまな視点がとりあげられている点がとてもおもしろいと思います。おそらく研究者からすれば、かなり議論を呼びそうな表現もあるけど…。

戸籍にまつわる旧民法と現民法の違いとか、古事記や日本書紀に見られる女性像とか。橋本さんがさまざまな分野に関心と洞察を注いでいることがよくわかりました。

→本書の中で引用されていた本:
  ・p.226 イプセン 『人形の家』(2005/06/28の記事

→著者の他の本:
  ・『上司は思いつきでものを言う』 (2011/09/02の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.4cm)

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137冊目!

4391136511 幸せの絆
木村 藤子

主婦と生活社 2008-06


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<高校の友人・Mさんの紹介>

「青森の神様」として話題になった木村さんの本です。神に仕え、さまざまな悩み苦しみを抱えた人を見ているからこそ、つむぎ出される言葉が印象的です。

特に気になったのが、カルマという言葉。高校の倫理の教科書で、確か仏教の「業(ごう)」と訳されていたのをぼんやり覚えています。よいカルマと悪いカルマがあって、自らの運命を決定づけているのだそうです。

私がうつ病になったのも、家出することになってしまったのも、きっとカルマが関係しているのでしょう。でも、正直自分ではどんなカルマがあったのか、特定するのは難しい。

「運命だから仕方がないのか?」「今さら、起こってしまった事実は変えられない」…木村さんに相談にやってくる人たち同様、あきらめてしまいそうになっている自分がいました。

木村さんは、気づくことの重要性を強調しています。人生や運命がターニングポイントを迎える節々で、「今、自分ができることは何か」「行動することで、未来がどう変わっていくか」、立ち止まって考えてみることが、幸せをつかむ第一歩だと書いています。

自己啓発本などでもよく見るテーマですが、スピリチュアルな視点か読んでみても、なるほどとすんなり理解できました。

さて、私は自分の未来をどう作っていこうかな。

(古本屋で購入・背表紙幅:1.4cm)

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134冊目!

いい言葉は、いい人生をつくる いい言葉は、いい人生をつくる
いつも私は「言葉の力」を味方にしてきた

斎藤 茂太

(成美文庫) 成美堂出版 2005-01


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<高校の友人・Mさんにすすめられて>

「モタ先生」こと著者が、手帳に書きとめてきた「いい言葉」を紹介しながら、関連したエピソードをつづっている本です。

(具体的な引用内容をこのブログに書くと、孫引きになってしまうのでやめておきますが)本当に「うーん」とうなりたくなるような、いい言葉を選んでますね。各ページの冒頭だけ拾い読みしても、じわーっと心に響くものがあります。

各エピソードは4ページから6ページほど。すぐに読み切れて、ちょこちょことした空き時間に読み進められました。電車通勤のお供にもぴったりです。

Mさん、いい本を教えてくれてありがとう。

→「いい言葉」シリーズのほかの本:
  ・『続・いい言葉は、いい人生をつくる』 (2012/05/29の記事
  ・『いい言葉は、いい人生をつくる ラスト・メッセージ』 (2012/06/21の記事

→著者の他の本:
  ・『「心の掃除」の上手い人 下手な人』 (2009/12/27の記事

→著者の弟・北杜夫の本(本文中に紹介されているもの):
  ・『夜と霧の隅で』 (芥川賞受賞作品・2012/09/29の記事
  ・『どくとるマンボウ航海記』 (2012/10/29の記事

(市立図書館で借りて・背表紙幅:1.3cm)

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110冊目!

ザ・シークレット ザ・シークレット
ロンダ・バーン Rhonda Byrne
訳:山川 紘矢 亜希子

角川書店 2007-10-30


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<カウンセラーさんのおすすめ>

カウンセリングで、「引き寄せの法則」についての話が出たので手に取りました。実は発売当初から気になっていた本です。

うつをきっかけにマイナス思考になりがちでしたが、気分を盛り上げてプラス思考に持っていくのに抜群の力をもたらしてくれました。ビジョン・ボード(p. 149)アファメーション(p. 268)はカウンセリングでも取り上げられたので、見よう見まねで実践しています。

人によって、内容は賛否両論分かれると思います。「これまでの自己啓発本となんら変わりない」という意見と「この本に書かれていることはすばらしい」という意見と。私はどちらかといえば後者ですが、内容に関しては前者です。

つまり、これまで多くの人が異口同音に言ってきたことを、わかりやすく印象づけて伝えているところにこの本の価値があると思います。取り上げられる具体例も豊富で、インパクトがあります。

読み終えて、気持ちが晴れ晴れとしています。
 
→「シークレット」シリーズの他の本:
  ・ハリントン 『ザ・シークレット TO TEEN』 (2011/12/14の記事
  ・ワトルズ 『富を「引き寄せる」科学的法則』 (2012/03/06の記事

→翻訳者・山川夫妻が他に訳した本:
  ・ワイス 『ワイス博士のストレス・ヒーリング』 (2009/01/17の記事

→翻訳者・山川夫妻のWebサイト:
  ・山川紘矢・亜希子公式ページ Spiritual World http://www2.gol.com/users/angel/

(書店で購入・背表紙幅:2.2cm)

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106冊目!

女の道は一本道 女の道は一本道
田渕 久美子

小学館 2009-01-29


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<高校の友人・Mさんにすすめられて>

2008年の大河ドラマ・『篤姫』の脚本を書いた田渕さんの本。作品の解説かなと思ったらエッセイでした。

読んでいるとドラマの名場面を思い出します。「篤姫と田渕さんは似ている」とよく言われたそうですが、実際よく似ているなぁと思いました。

橋田壽賀子さんの『夫婦の格式』(2009/10/02の記事)を読んでいても思ったことだけど、女性脚本家がエッセイを書くととても心にひびくものがあります。

2人の共通点は、自分の仕事をしながら家庭も支えていたこと。そしてその生き方が、脚本にも反映されています。

女性の生き方にスタンダードと呼べる理想像が描けなくなってきている今の時代。一本道を貫くという頼もしい女性像が話題になったのは、理想の生き方を求める女性たちの心の表れだと思います。

(古本屋で購入・背表紙幅:1.4cm)

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100冊目!

恋愛寫眞 恋愛寫眞
もうひとつの物語

市川 拓司

小学館 2003-06


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<マイミク・ともさんにすすめられて>

もう何年も前に「この本いいよ」とすすめられて、読むチャンスがないままきてしまいました(汗)

ずっと憧れてもいた本だったので、一気に読み飛ばすのはもったいないと思い、じっくり味わいながら読んでみました。ゆっくりと言葉の1つ1つがしみこんでくるような、独特の文体にひかれました。

そういえば、恋愛小説ってすっかりご無沙汰になってたなぁ。

タイトルの通り、この物語のキーは「写真」です。カメラを使って、風景や人物の一瞬を切り取る。流れている時間を画面の中に封じ込める。

ファインダーごしにのぞくまなざしは、どこかみんなやさしい。そして実は撮影者には大切なことは何も見えていない。あとで主人公がそれに気づく場面がなんともせつないです。

「そうやってみんな生きていくのよ。別れはいつだって思いよりも先に来る。それでもみんな微笑みながら言うの。さよなら、またいつか会いましょう。さよなら、またどこかで、って」(p. 264)

読み終えたあと、大切な人に「大好きだよ」と声をかけたくなる。自分もカメラを持ち出して、写真を撮りたくなる。そんな本です。

(古本屋で購入・背表紙幅:1.8cm)

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