流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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読書
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文学部在学中に223冊を読破。
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「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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221冊目!
図書館の新書コーナーで見つけ、気になっていた本です。
実家で療養生活と称して居候していた頃、どうして両親とこうも話がかみ合わないのか、やきもきした体験が少なくありませんでした。
伊藤さんの分析では、日本の歴史にも触れつつ、親世代が「戦争の時代」の思考モードで話していると指摘しています。争いの時代ならば、話ができない相手とは「ハイそれまでよ」、つまり戦闘を始めてやっつければよかったわけです。
しかし、第二次大戦後は平和の時代に入り、相互理解が難しい相手との話し合いにも変化が必要になってきました。戦いで決着をつけるわけにはいかないので、あくまでも話し合いによって問題解決をしなければなりません。ただ、まだ50年そこらで話術をころころ変えられるほど、人間は器用でもありません。
「まず、話しあうということは、勝敗を決するということではない、という理解がいる。勝つか負けるかを決するのではなくて、双方を生かしあうことだという基本理解がいるのである。
双方を生かしあうということは、とりもなおさず、双方がなにを優先順位の第一番とするかについての共通の見解が成立するということである」 (p.47 改行本文)
もうちょっと早くこの本に出会っておけばなぁ・・・。
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)
話しあえない親子たち―「対立」から「対位」へ 伊藤 友宣 (PHP新書) PHP研究所 1998-01 by G-Tools |
実家で療養生活と称して居候していた頃、どうして両親とこうも話がかみ合わないのか、やきもきした体験が少なくありませんでした。
伊藤さんの分析では、日本の歴史にも触れつつ、親世代が「戦争の時代」の思考モードで話していると指摘しています。争いの時代ならば、話ができない相手とは「ハイそれまでよ」、つまり戦闘を始めてやっつければよかったわけです。
しかし、第二次大戦後は平和の時代に入り、相互理解が難しい相手との話し合いにも変化が必要になってきました。戦いで決着をつけるわけにはいかないので、あくまでも話し合いによって問題解決をしなければなりません。ただ、まだ50年そこらで話術をころころ変えられるほど、人間は器用でもありません。
「まず、話しあうということは、勝敗を決するということではない、という理解がいる。勝つか負けるかを決するのではなくて、双方を生かしあうことだという基本理解がいるのである。
双方を生かしあうということは、とりもなおさず、双方がなにを優先順位の第一番とするかについての共通の見解が成立するということである」 (p.47 改行本文)
もうちょっと早くこの本に出会っておけばなぁ・・・。
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)
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