忍者ブログ
流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
 カレンダー 
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
 ブログ内検索 
 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

各記事TOPの
「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
 カテゴリー 
 P R 
 Amazon 
[339]  [338]  [337]  [336]  [335]  [331]  [334]  [333]  [332]  [330]  [329
131冊目!

毒になる親 毒になる親
一生苦しむ子供

フォワード Susan Forward
訳:玉置 悟

(講談社プラスアルファ文庫) 講談社 2001-10-18


by G-Tools
(原題:Toxic Parents)

すごいタイトル…ですが、本屋で山積みしてあるのを立ち読みして衝動買いしました。1回目は衝撃の連続、2回目は納得しながら読み終えたところです。

この本の定義からすると、私の両親もかなりの毒をもっていると言えそうです。感情の浮き沈みで子どもへの態度が変わったり、親に都合のいいように子どもが行動しないと腹を立てたり。

1人暮らしをしていた頃、一緒に年越しをするのがイヤで大騒ぎになったことがありました。「おねえちゃんが帰ってこないせいで弟たちも悲しがっている。おかげで正月が台無しになった。なんて薄情な娘だ」とののしられながら、下宿先でもみくちゃのケンカにまで発展したのを覚えています。

自分が育った家なのに、安心できない。それどころか息苦しささえ感じる。

私の感覚がおかしいのかと思っていたけど、決してそうではないことがわかりました。これは精神的虐待です。体罰や家庭内暴力よりも見つかりにくい、心の傷を背負わされている人たちの例もたくさん載っています。

著者はカウンセリングの経験が豊富で、このような親から自立する方法についてもページが割かれています(第2章)。このパートは特に役に立ちました。ちょうどカウンセリングで進めているワークも出てきて、この先どんな段取りが組まれているのか、見通すことができました。

まるでツルのようにからんできて、人生の節目節目で子どもをコントロールしようとする親たち。受験や就職のとき、自分の思いにフタをして親の言うことにしたがってきたけれど…その結果が「うつ病」でした。

もうこれ以上、自分の人生を親に奪われるのはイヤです。なんとかして、取り戻したい。

→巻末に「続編」として紹介されている本:
  ・ニューハース 『不幸にする親』 (2011/08/05の記事

→母娘関係とうつ病の関連について触れている本:
  ・香山 リカ 『女はみんな「うつ」になる』 (2011/09/29の記事

→この本について触れている本:
  ・小川 糸 『つるかめ助産院』 (2012/12/26の記事

→著者・フォワードの他の本:
  ・『毒になる姑』 (2011/11/07の記事

(本屋で衝動買い)

拍手[2回]

PR

Template by ららららいふ / Material by 素材くん「無料WEB素材屋」

忍者ブログ [PR]