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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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もうすぐ通算650冊に到達予定。
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479冊目!
(2013・新潮文庫の100冊)
フラッシュ・ポイント フラッシュ・ポイント
天命探偵 真田省吾4

神永 学

(新潮文庫) 新潮社 2013-06-26

by G-Tools
(英題:A Man of Destiny - Flash Point)

「こういう世界に生きていると、情報に惑わされ、その本質を見失い、誰を信じればいいのか分からなくなる」(p. 298)

これまでの巻にも、不信や裏切りで読者を驚かせる工夫が見られました。しかしこの巻ほど、組織や立場が入り乱れているものはなかったような…。現実の捜査現場でも、外国や組織に絡んでくると複雑なことになっているのかもしれません。

麻薬の密輸、外国人のスパイ、領土問題…一市民にとっては「関係ない」で済ませがちな言葉ばかり。警察や役人に任せておけばいいや、と無関心でいることのあやうさに警鐘が鳴らされます。海上保安庁は人員不足、日本の領海はスキだらけ・・・初めて知りました。

仮に真田のように、勇気ある人間がいて国を一時的に守ってくれたとしても、外国から様々な危険にさらされている現実は変わりません。一人ひとりが自分の国について考え、将来を変えようと行動する勇気があって、初めて前進することができます。

志乃と真田の間にはある「壁」がありますが、そのもどかしさは私たち自身にもつきつけられているのではないでしょうか。第2シーズン以降、壁が取り払われるかどうかは、現実の私たちがどう行動するかとも関係があるのでは。うまく言葉にはできないけど、そんな気がしてなりません。

→「天命探偵 真田省吾」シリーズ:
  ・1.『タイム・ラッシュ』 (2015/02/15の記事
  ・2.『スナイパーズ・アイ』 (2015/02/22の記事
  ・3.『ファントム・ペイン』 (2015/04/30の記事
  ・4.『フラッシュ・ポイント』

→著者の公式サイト:
  ・神永 学オフィシャルサイト http://www.kaminagamanabu.com/

(C市図書館で借りて・背表紙幅:1.5cm)

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