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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
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アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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その痛みはきっと取れる! その痛みはきっと取れる!
住田 憲是
(すみだ かずよし)

中央公論新社 2012-09-06

by G-Tools
彼の原因不明の病気。うまく歩けなくなってから、1年半が経ちました。

地元で評判のよい整形外科専門医に診てもらったり、鍼治療を受けたりもしましたが、気休め程度でしかないというのが本人の意見です。湿布や痛み止め・ビタミン剤を使って効果がなければ、「あとは手術しか方法がありません」と言われてしまいます。

手術、と耳にすれば大抵の患者はビビッてしまうでしょう。彼の場合は首の骨に問題があるらしく、手術には大きなリスクも伴います。もちろん、費用やリハビリ期間なども考慮に入れなければなりません。

ずっと気になっていました。整形外科の治療って、まだまだ研究の余地があるんじゃないのかなぁ。

MRIやレントゲンを撮れば、確かに手術をしなくても骨の状態はよくわかります。でも、患者が神経に関わる症状を訴えている場合(腰痛、手足のしびれ、感覚障害、歩行障害など)、「画像に写った異常=症状の原因」と安易に断定してよいものなのでしょうか。

著者はこの本の中で、「整形外科は発展途上」と繰り返し主張しています。現場の医師も患者も、画像や異常個所ばかりにとらわれ過ぎ、体全体をみようとしていない。その証拠に、リハビリに延々と通い続けたり、鍼や整体など民間療法を併用したりする患者が多いとしています。

本書で取り上げられている「AKA博田法」は、従来の整形外科では完治が難しかった症状を「仙腸関節の炎症による影響」と考えます。この関節については本文中に詳しい説明があり、図入りで丁寧に説明されています。

ちなみに彼はさっそく受診し、保険適用でありがたいと言っていました。数回続けて様子をみたいと言っています。

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)

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