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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
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アルバイト
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読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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506冊目!

星影の女 星影の女
妻は、くノ一 2

風野 真知雄

(角川文庫) 角川グループパブリッシング 2009-01-24

by G-Tools
「子どもというのは、ほんとにひとくくりにはできない。(中略)同じことをやらせると、どうしても上手にやれる子、やれない子にわかれてしまう。上手にやれるのは素晴らしいことだが、たとえ上手にできなくても、それで人の価値が下がるわけではない」(p. 108)

妻を捜して江戸にたどりついた彦馬は、寺子屋で子どもたちに手習いを教え始めます。短い結婚生活で子どもはいないものの、もし織江と平戸で暮らし続けていたら、どんな家庭を築いていたか彷彿とさせる場面です。

彦馬は天文の研究が好きすぎて、地元では変人扱いされていましたが、1人の大人として子どもたちを見つめるまなざしはとても優しく暖かいです。子どもたちの得意不得意を見きわめ、1人ずつ接し方や教え方を変える姿勢はプロの教師並み。

それだけに、炊き方に失敗して硬いご飯を寂しく食べる場面がせつない・・・。織江がいて、子どもも生まれていたら、「すてきなお父さん」になれたはずなのになぁ。

→「妻は、くの一」シリーズ:
  ・1「妻は、くの一」 (2013/07/31の記事
  ・2「星影の女」
  ・3「身も心も」 (2015/10/29の記事
  ・4「風の囁き」 (2015/11/08の記事
  ・5「月光値千両」 (2015/12/29の記事
  ・6「宵闇迫れば」 (2016/01/31の記事
  ・7「美姫の夢」 (2016/02/26の記事
  ・8「胸の振子」 (2016/03/16の記事
  ・9「国境の南」  (2016/03/21の記事
  ・10「波の彼方」 (2016/03/30の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)

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