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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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343冊目!

セロひきのゴーシュセロ弾きのゴーシュ
宮沢 賢治

(角川文庫) 角川書店 1996-05

by G-Tools
「発見!角川文庫2011」より

10年ぶり・・・?か、とても久しぶりに「ゴーシュ」を読みました。

以前は、賢治が趣味でセロを弾いていたことを知っていたくらいで読み終えてしまったのですが、毎晩訪ねてくる動物たちへのやさしいまなざしは賢治独特のものだと再認識しました。

動物というと「オツペルと象」や「猫の事務所」など、併録の他作品にもみられます。さらに賢治の目は、生き物ではないものにも行き届いて「シグナルとシグナレス」としても形になっています。

先日読んだ「遠野物語」と合わせて感じるのは、厳しい自然と向き合って生きる人間ならではの目線があるということです。過酷な環境で暮らしていかなければならない分、弱い者や小さいものへの思いが非常に豊か。このやさしいまなざしが、イーハトーヴの世界観をよりファンタジックにしているように感じます。

→著者の他の作品・他社から出版されている本:
  ・『注文の多い料理店』 (岩波少年文庫) (2012/09/10の記事
  ・『注文の多い料理店』 (新潮文庫) (2005/01/31の記事
  ・『新編 銀河鉄道の夜』 (新潮文庫) (2005/02/16の記事
  ・『銀河鉄道の夜』 (角川文庫) (2008/09/05の記事
  ・『銀河鉄道の夜』 (集英社文庫) (2012/09/01の記事

→次に読む本を発見!
  ・アンデルセン 『絵のない絵本』 (2013/05/10の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.3cm)
<収録作品一覧>

・雪渡り
・やまなし
・氷河鼠(ひょうがねずみ)の毛皮
・シグナルとシグナレス
・オッペルと象

・ざしき童子(ぼっこ)のはなし
・猫の事務所
・北守将軍と3人兄弟の医者
・グスコーブドリの伝記
・ありときのこ

・セロ弾きのゴーシュ
・ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記
・ペンネンノルデはいまはいないよ
  太陽にできた黒い棘(とげ)をとりに行ったよ

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