流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。
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「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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347冊目!
(56冊目!/2011・新潮文庫の100冊)
日本ではあまりなじみのない、サイクルロードレースをテーマにした小説です。詳しいルールが本文中に説明され、1度試合を見てみたくなりました。
自転車競技というと、競輪のように専用コースを周回するもの・個人競技のイメージがありました。ところがロードレースでは一般の道路を走り、チームごとに戦略や駆け引きを展開させて競うのだそうです。
この作品のテーマにもなっている、最も印象の強い特徴が「表彰されるのはチームのエースだけ。勝利に貢献したアシストは名前が出ない」という点。マラソンで考えるとピンとこないところでした。
主人公の白石は、そんなアシストとしてチームのために仕事をする選手です。スポーツものの小説(あるいはマンガ)ではエースの輝かしさばかりに焦点が当てられることも多いのですが、どんな競技でもエースを支える選手やスタッフは存在するもの。だからこそ試合の合間の会話がリアルに響いたように思います。
著者はサスペンスが得意とのことで、この作品もサスペンスの要素が織り込まれています。スポーツとサスペンスの不思議な組み合わせという点でも、おもしろい作品でした。
続編や外伝も発表されているようなので、合わせて読んでいきたいと思います。
→「サクリファイス」シリーズ:
・「プロトンの中の孤独」 "Story Seller" に収録 (2013/11/19の記事)
・『エデン』 続編 (2014/07/27の記事)
・「レミング」 "Story Seller 2" に収録 (2014/08/12の記事)
・「トゥラーダ」 "Story Seller annex" に収録 (2016/10/31の記事)
(C市図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)
(56冊目!/2011・新潮文庫の100冊)
サクリファイス 近藤 史恵 (新潮文庫) 新潮社 2010-01-28 by G-Tools 大藪春彦賞受賞(2008) |
自転車競技というと、競輪のように専用コースを周回するもの・個人競技のイメージがありました。ところがロードレースでは一般の道路を走り、チームごとに戦略や駆け引きを展開させて競うのだそうです。
この作品のテーマにもなっている、最も印象の強い特徴が「表彰されるのはチームのエースだけ。勝利に貢献したアシストは名前が出ない」という点。マラソンで考えるとピンとこないところでした。
主人公の白石は、そんなアシストとしてチームのために仕事をする選手です。スポーツものの小説(あるいはマンガ)ではエースの輝かしさばかりに焦点が当てられることも多いのですが、どんな競技でもエースを支える選手やスタッフは存在するもの。だからこそ試合の合間の会話がリアルに響いたように思います。
著者はサスペンスが得意とのことで、この作品もサスペンスの要素が織り込まれています。スポーツとサスペンスの不思議な組み合わせという点でも、おもしろい作品でした。
続編や外伝も発表されているようなので、合わせて読んでいきたいと思います。
→「サクリファイス」シリーズ:
・「プロトンの中の孤独」 "Story Seller" に収録 (2013/11/19の記事)
・『エデン』 続編 (2014/07/27の記事)
・「レミング」 "Story Seller 2" に収録 (2014/08/12の記事)
・「トゥラーダ」 "Story Seller annex" に収録 (2016/10/31の記事)
(C市図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)
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