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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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454冊目!

怪談・奇談 怪談・奇談

ハーン Lafcadio Hearn
訳:田代 三千稔

(角川文庫クラシックス) 角川書店 1956-11

by G-Tools
「発見!角川文庫2011」より

きれいだけれど、不気味な雪おんなが表紙を飾る本。「アナ雪」の流行も、もしかしたら日本の雪おんな伝説と関係あったりして…?

高校の日本史で作者ラフカディオ・ハーンが出てきたことは覚えています。明治頃に日本に帰化し、小泉八雲と名乗って作家活動をした…程度の知識でした。

巻末の略歴を見て、彼がいくつもの国や文化を目にした果てに日本へたどりついたことを知りました。開国したばかりの日本で、西洋とは異なる価値観や世界観に好奇心をそそられ、いくつもの物語集を編纂したことも詳しく掲載されています。

映画監督のジョン・ラセター氏が先日、テレビ番組で日本文化の魅力について語っていましたが、100年ほど前(あるいはもっと前から)にも、同じようなことを考えていた外国人がいたということですね。

この本に収録されている話だけで見ると、非常に仏教色が濃いように思います。また、武士が数多く出てくるのも特徴ではないでしょうか。「耳なし芳一のはなし」に登場するように、平家物語に近い世界観が、ハーンの好みに合っていた印象を受けます。

個人的に、各地の民話を集めて書籍の形に残す作業というとグリム兄弟しか思いつかなかったのですが、日本にもハーンや柳田国男のように同様のことをやっていた人がいたわけです。でも、どうしてこういう話を学校でもっと教えないんだろう・・・?

→次に読む本を発見!
  ・柳田 国男 『新版 遠野物語 付・遠野物語拾遺』 (2017/03/05の記事

(C市図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)

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