流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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女性
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アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。
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「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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450冊目!
(2011・新潮文庫の100冊/83冊目!)
図書館ボランティアの仲間から、「一時期この人の本が流行ったのよ」と教えてもらいました。先日は夫・次郎の伝記も読んであったので、ぜひこちらの正子さんの著書も目を通してみたいと思っていたところです。
次郎さんの伝記では、正子さんはアメリカ留学を終えた直後に出会い、おてんばな女性としての側面が強く描かれていました。ところが本人は幼少から能を習っていて、歌舞伎や文楽など日本の伝統芸能を普段から観に行く習慣があったようです。洋服を着ている写真とは対照的に、「私は日本人だ」と強い確信を持っていた様子がうかがえます。
意外にも、この本では次郎の話があまり出てきません。仲は良かったようですが、次郎が仕事の話を家庭に持ち込まなかった、あるいはお互い好きなことをして程よい距離感を維持していた、などいくつか理由がありそうです。
「白洲次郎のような男は今の日本にはいない」と言えるなら、同様に「白洲正子のような女もまたいない」と言えるのではないでしょうか。おてんば、自由奔放、着物や陶器など工芸好き・・・現代の日本の著名人で、置き換えられる人物がちょっと思いつきません。
既に故人というのが悲しいところですが、多くの著書を残してくれています。この1冊をきっかけに、日本の伝統芸や工芸技術を学ぶ道筋が見つかったように思います。
(NPOの民間図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)
(2011・新潮文庫の100冊/83冊目!)
白洲正子自伝 白洲 正子 (新潮文庫) 新潮社 1999-09-29 by G-Tools |
次郎さんの伝記では、正子さんはアメリカ留学を終えた直後に出会い、おてんばな女性としての側面が強く描かれていました。ところが本人は幼少から能を習っていて、歌舞伎や文楽など日本の伝統芸能を普段から観に行く習慣があったようです。洋服を着ている写真とは対照的に、「私は日本人だ」と強い確信を持っていた様子がうかがえます。
意外にも、この本では次郎の話があまり出てきません。仲は良かったようですが、次郎が仕事の話を家庭に持ち込まなかった、あるいはお互い好きなことをして程よい距離感を維持していた、などいくつか理由がありそうです。
「白洲次郎のような男は今の日本にはいない」と言えるなら、同様に「白洲正子のような女もまたいない」と言えるのではないでしょうか。おてんば、自由奔放、着物や陶器など工芸好き・・・現代の日本の著名人で、置き換えられる人物がちょっと思いつきません。
既に故人というのが悲しいところですが、多くの著書を残してくれています。この1冊をきっかけに、日本の伝統芸や工芸技術を学ぶ道筋が見つかったように思います。
(NPOの民間図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)
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