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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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435冊目!

豆腐小僧双六道中ふりだし 文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし
京極 夏彦

解説:市川 染五郎

(角川文庫) 角川書店 2010-10-23

by G-Tools
「発見!角川文庫2011」より

ふつうの文庫本の2倍か3倍の分厚さ。京極夏彦というと、表紙デザイン見ただけでいかにもホラーな作家のイメージでした。この作品はアニメ映画化されたこともあって、子ども向き・そんなに怖くないかも・・・とおそるおそる手を伸ばした次第です。

でも700ページ近くある大作ですよ。なぜか分巻しなかったみたいです。読みきれるかどうか心配でした。(近所の図書館に置いてないのは、値段とかも関係してると思われ。。。)

あえてジャンルづけするなら、ホラーではなくコメディー? ファンタジーにも近いかも。主人公の「豆腐小僧」はゆるキャラにも混じってそうなかわいいいでたちで、終始愛嬌があります。

ナレーションにあたる語り文は、落語を聞いているような江戸言葉。独特の温かみがあって、妖怪と人間たちのドタバタぶりをおもしろおかしく語ります。しかも豆腐小僧の冒険はまだこれで終わりではないという・・・。

続きが気になりますよ、そりゃ。

江戸時代末期、幕末で日本人の心が揺らいだ時代と、妖怪たちが否定されそうになった転換の時期。現代の日本人にも訴えかけるメッセージが時おり挟まれ、エンタメとしても雑学としてもおもしろく読める作品です。

→著者の公式Webサイト:
  ・「大極宮」 http://www.osawa-office.co.jp
  ・「お化け大学校」 http://obakedai.jp/

→次に読みたい本を発見!
  ・ハーン 『怪談・奇談』 (2014/12/11の記事

(古本屋で購入・背表紙幅:2.6cm)

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