流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。
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「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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25冊目!
中学校の野球部に入部した巧と豪。2人の絆が前作よりも増しているように思えるのは、私だけかな。
巧は豪のような存在をずっと必要にしていたんだと思う。自分のボールも気持ちも、完全に受け止めてくれる相手。自分を心から受け入れてくれる存在を。そして豪も、自分に100%ぶつかり合ってくる相手を求めていたんじゃないかな。
巧は強い。でもその強さ・強がりは寂しさの裏返しでもあるんだと思う。強い故に折れやすい。その葛藤にひたすら耐えているような印象を受けました。
それを周りの人たちに気づいてもらえない悲しさ、本人でさえ素直に認められない悲しさでもある気がして、私自身の十代とも思わず重ねてしまいました。
「経験。経験。首がたれるほど重い言葉だ。経験の少なさを指摘されたら何も言えない。
だけど、うぬぼれじゃない。経験はなくとも今、巧と試合に出たら、ちゃんとピッチングを組み立てる自信だけはあるのだ。本当にあるのだ」(p. 121-122)
頭が痛いです。特に前半。
私も何度言われたか。自信はあるのに、経験が少ない少ないと言われる。若さゆえの最大の弱点をつかれると、何も言えなくなってしまう。この気持ち、痛いほどよくわかります。妙にしっくりくる名文でした。
2では、野球部顧問・戸村の目線で教師の目から見た巧も描かれます。前作よりも、学校が舞台の中心になっている感じが強いです。
→「バッテリー」シリーズのほかの本:
・1 (2008/09/26の記事)
・2
・3 (2008/09/30の記事)
・4 (2008/10/04の記事)
・5 (2008/10/14の記事)
・6 (2008/10/17の記事)
・『ラスト・イニング』 (2017/08/20の記事)
→映画版はこちら:
・角川映画「バッテリー」 http://www.kadokawa-pictures.jp/official/battery/
(実家で借りて・背表紙幅: 1.5cm)
バッテリー(2) あさの あつこ (角川文庫) 角川書店 2004-06 by G-Tools |
巧は豪のような存在をずっと必要にしていたんだと思う。自分のボールも気持ちも、完全に受け止めてくれる相手。自分を心から受け入れてくれる存在を。そして豪も、自分に100%ぶつかり合ってくる相手を求めていたんじゃないかな。
巧は強い。でもその強さ・強がりは寂しさの裏返しでもあるんだと思う。強い故に折れやすい。その葛藤にひたすら耐えているような印象を受けました。
それを周りの人たちに気づいてもらえない悲しさ、本人でさえ素直に認められない悲しさでもある気がして、私自身の十代とも思わず重ねてしまいました。
「経験。経験。首がたれるほど重い言葉だ。経験の少なさを指摘されたら何も言えない。
だけど、うぬぼれじゃない。経験はなくとも今、巧と試合に出たら、ちゃんとピッチングを組み立てる自信だけはあるのだ。本当にあるのだ」(p. 121-122)
頭が痛いです。特に前半。
私も何度言われたか。自信はあるのに、経験が少ない少ないと言われる。若さゆえの最大の弱点をつかれると、何も言えなくなってしまう。この気持ち、痛いほどよくわかります。妙にしっくりくる名文でした。
2では、野球部顧問・戸村の目線で教師の目から見た巧も描かれます。前作よりも、学校が舞台の中心になっている感じが強いです。
→「バッテリー」シリーズのほかの本:
・1 (2008/09/26の記事)
・2
・3 (2008/09/30の記事)
・4 (2008/10/04の記事)
・5 (2008/10/14の記事)
・6 (2008/10/17の記事)
・『ラスト・イニング』 (2017/08/20の記事)
→映画版はこちら:
・角川映画「バッテリー」 http://www.kadokawa-pictures.jp/official/battery/
(実家で借りて・背表紙幅: 1.5cm)
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