流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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文学部在学中に223冊を読破。
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「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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505冊目!
(2011・新潮文庫の100冊/99冊目)
あらすじだけ読んでもピンとこなかった・・・第一印象はそのくらい地味な本でした。(道尾さんごめんなさい) でも読み進めるにつれてある不思議な感覚がひっかかり、クライマックスで一気に真実が明かされたときには「そう来たかー! やられた!!」と叫びそうになりました。
「こいつは人を殺して平然としていた。身近な誰かが死んでしまったときの、人の気持ちも知らずに」(p. 302)
この1年で何冊か、探偵を主役とした作品を読んできましたが、その中ではこの作品の主人公が1番人間くさくて好きです。探偵が必ず殺人事件を追いかけるとは限らないものの、彼は親しい人がある日突然いなくなってしまう悲しさを知っているからです。
そして、彼がなぜ探偵という職業を選んで生きているのか、その理由もなんだかせつない。もしかしたら、この主人公はあなたかもしれない。あなたも社会から追い込まれて、こうした生き方を迫られるかもしれない。
そう考えていると、とても他人事とは思えないお話になってくるのです。
→著者の他の作品:
・「光の箱」 "Story Seller" 収録 (2013/11/19の記事)
・「暗がりの子供」 "Story Seller annex"収録 (2016/10/31の記事)
・『向日葵の咲かない夏』 (2022/05/24の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.4cm)
(2011・新潮文庫の100冊/99冊目)
片眼の猿 One-eyed monkeys 道尾 秀介 (新潮文庫) 新潮社 2009-06-27 by G-Tools |
「こいつは人を殺して平然としていた。身近な誰かが死んでしまったときの、人の気持ちも知らずに」(p. 302)
この1年で何冊か、探偵を主役とした作品を読んできましたが、その中ではこの作品の主人公が1番人間くさくて好きです。探偵が必ず殺人事件を追いかけるとは限らないものの、彼は親しい人がある日突然いなくなってしまう悲しさを知っているからです。
そして、彼がなぜ探偵という職業を選んで生きているのか、その理由もなんだかせつない。もしかしたら、この主人公はあなたかもしれない。あなたも社会から追い込まれて、こうした生き方を迫られるかもしれない。
そう考えていると、とても他人事とは思えないお話になってくるのです。
→著者の他の作品:
・「光の箱」 "Story Seller" 収録 (2013/11/19の記事)
・「暗がりの子供」 "Story Seller annex"収録 (2016/10/31の記事)
・『向日葵の咲かない夏』 (2022/05/24の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.4cm)
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