宮本延春 『オール１の落ちこぼれ、教師になる』

519冊目！

オール1の落ちこぼれ、教師になる 宮本 延春（まさはる） （角川文庫）　角川書店 2009-07-25 by G-Tools

＜発見！角川文庫2011＞より

進学受験のとき、重要な資料となる内申書。通知表に書かれた成績を数値化した書類で、学生時代に泣き笑いした人も多いと思います。

評価基準が相対評価から絶対評価に変わった今も、内申点で右往左往している受験生は少なくない様子。彼らにも、この本を1度読んでほしいです。

学校の成績は、自分を知る材料の1つでしかないということ。そして、学校という場を離れてからも自分を変えることは十分可能だということ。口をすっぱくして言ってやるよりも、実体験として語れる著者の声の方が説得力があります。

教育現場ではたらく大人にも、いわゆる「落ちこぼれ」の心理を理解するのに有効な1冊です。

→次に読みたい本を発見！
　　・寺山 修司　『ポケットに名言を』　（2016/01/17の記事）

（古本屋で購入・背表紙幅：1.0cm）

2015/11/27 (Fri) 【角川文庫】