流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
カレンダー
最新記事
(05/14)
(05/05)
(04/27)
(04/20)
(10/30)
ブログ内検索
プロフィール
HN:
流れ星
HP:
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。
各記事TOPの
「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
各記事TOPの
「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
カテゴリー
アーカイブ
P R
Amazon
548冊目!
「人は終わったという言葉は言えない。終わったときは死んだときだから」(p. 190)
引用したのはヒコの言葉。ピストルさばきだけではなく、セリフもかっこよくなっています。大統領を乗せた蒸気機関車に同乗し、先住民や追っ手に暗殺者が紛れていないか緊張の連続です。
本編のクライマックスは船の上でしたが、このシリーズは機関車の上。乗り物の疾走感も演出に取り入れているところは、時代小説というよりサスペンス作品のようです。
→本文中に登場した作品:
・p. 136 ポー 「モルグ街の殺人」「盗まれた手紙」 (2016/07/24の記事)
アメリカの探偵たちの憧れは、オーギュスト・デュパンでした。
→「妻は、くノ一 蛇之巻」シリーズ:
・1「いちばん嫌な敵」 (2016/04/17の記事)
・2「幽霊の町」 (2016/05/05の記事)
・3「大統領の首」
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)
大統領の首 妻は、くノ一 蛇之巻3 風野 真知雄 (角川文庫) 角川書店 2013-08-24 by G-Tools |
引用したのはヒコの言葉。ピストルさばきだけではなく、セリフもかっこよくなっています。大統領を乗せた蒸気機関車に同乗し、先住民や追っ手に暗殺者が紛れていないか緊張の連続です。
本編のクライマックスは船の上でしたが、このシリーズは機関車の上。乗り物の疾走感も演出に取り入れているところは、時代小説というよりサスペンス作品のようです。
→本文中に登場した作品:
・p. 136 ポー 「モルグ街の殺人」「盗まれた手紙」 (2016/07/24の記事)
アメリカの探偵たちの憧れは、オーギュスト・デュパンでした。
→「妻は、くノ一 蛇之巻」シリーズ:
・1「いちばん嫌な敵」 (2016/04/17の記事)
・2「幽霊の町」 (2016/05/05の記事)
・3「大統領の首」
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.1cm)
PR
545冊目!
「ゴーストタウン(ghost town)」を日本語に直したタイトル。「幽霊」という言葉からは、足がなくて冷たい顔、乱れた髪のお化けをイメージします。ところが、本文にもあるように"ghost"は少し違ったものを指す様子。この題名とこの表紙だと、中身を読んで違和感をもつ人は多いのではないでしょうか。
織江の回想と共に、現在のヒコとオリエが戦闘の準備を整えていく様子もつづられています。2人が協力して「幽霊」退治をする場面、2人ともかっこいいです。何より、互いを信頼し合って敵を追いつめていくところは本編ではなかなか読めませんでした。
巻末で、ファンにはたまらないあの人物が再登場します。どうしてオリエたちの前に今現われたのか? 次の巻が気になる・・・。
→「妻は、くノ一 蛇之巻」シリーズ:
・1「いちばん嫌な敵」 (2016/04/17の記事)
・2「幽霊の町」
・3「大統領の首」 (2016/05/30の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)
幽霊の町 妻は、くノ一 蛇之巻 2 風野 真知雄 (角川文庫) 角川書店 2013-04-25 by G-Tools |
織江の回想と共に、現在のヒコとオリエが戦闘の準備を整えていく様子もつづられています。2人が協力して「幽霊」退治をする場面、2人ともかっこいいです。何より、互いを信頼し合って敵を追いつめていくところは本編ではなかなか読めませんでした。
巻末で、ファンにはたまらないあの人物が再登場します。どうしてオリエたちの前に今現われたのか? 次の巻が気になる・・・。
→「妻は、くノ一 蛇之巻」シリーズ:
・1「いちばん嫌な敵」 (2016/04/17の記事)
・2「幽霊の町」
・3「大統領の首」 (2016/05/30の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)
542冊目!
先日読み終えたばかりの「妻は、くノ一」シリーズ。続編も読んでみることにしました。
10巻が終わった後の織江が、彦馬と出会う前の任務を回想していくお話。ときどき回想は途切れ、もう一度くノ一としての腕を磨き直す場面も挟まれています。
織江は本編で幾人もの刺客と戦っていましたが、別の敵とも度々戦うことがあったという設定。また違う技を持った、手ごわそうな忍者隊が出てきます。
現在の彦馬は、家族思いで武器も使いこなすかっこいい男に成長。器用な手先のおかげでビジネスにも成功し、異国でも力強く生きています。
なんだか、織江ファンにも彦馬ファンにも嬉しい展開。。。このシリーズがいかに愛されているか、示す1冊かもしれません。
→「妻は、くノ一 蛇之巻」シリーズ:
・1「いちばん嫌な敵」
・2「幽霊の町」 (2016/05/05の記事)
・3「大統領の首」 (2016/05/30の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)
いちばん嫌な敵 妻は、くノ一 蛇之巻1 風野 真知雄 (角川文庫) 角川書店 2013-03-23 by G-Tools |
10巻が終わった後の織江が、彦馬と出会う前の任務を回想していくお話。ときどき回想は途切れ、もう一度くノ一としての腕を磨き直す場面も挟まれています。
織江は本編で幾人もの刺客と戦っていましたが、別の敵とも度々戦うことがあったという設定。また違う技を持った、手ごわそうな忍者隊が出てきます。
現在の彦馬は、家族思いで武器も使いこなすかっこいい男に成長。器用な手先のおかげでビジネスにも成功し、異国でも力強く生きています。
なんだか、織江ファンにも彦馬ファンにも嬉しい展開。。。このシリーズがいかに愛されているか、示す1冊かもしれません。
→「妻は、くノ一 蛇之巻」シリーズ:
・1「いちばん嫌な敵」
・2「幽霊の町」 (2016/05/05の記事)
・3「大統領の首」 (2016/05/30の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)
538冊目!
ついにシリーズ最終巻。他の9巻よりも、この1冊は速く読み終わってしまいました。くノ一と、元・上司の忍者と、幕府が召し抱える武術の達人たち。そして彦馬と静山たち。誰が味方で誰が敵なのか、戦いを見ている読者も混乱しそうなほど、入り乱れた戦いに決着がつきます。
この巻の冒頭、織江の行動について触れている部分はありません。彦馬を追って長崎まで着いているはずなのに、描写されるのは男たちばかり。もう彦馬の船は長崎を出発しそうなのに・・・織江は何をしてるんだ??
戦いは突然始まり、織江が事前にどんな行動をとったかは最後に明かされます。さすが、日本一のくノ一になっただけのことはある、そうかそんなに彦馬さんに会いたかったんだね、と思わず私はつぶやいてました。
まるで映画のように場面を構成し、登場人物のキャラクターを際立たせ、伏線を張っていく筆者の書き方。読み終わってみると10冊はあっという間でした。ドラマも十分おもしろかったけど、私はこの原作の方が好きです。各巻のタイトルはジャズの名曲に由来しているそうですが、なんだかそれも粋な演出。
江戸時代が終わり、武士がいなくなると忍びたちも消えていきました。彼らは歴史に名を残すことはなかったけれど、それぞれ家族がいて守りたいものがありました。忍者たちの生身の人間らしさを感じることができる作品でした。
→「妻は、くノ一」シリーズ:
・1「妻は、くノ一」 (2013/07/31の記事)
・2「星影の女」 (2015/09/26の記事)
・3「身も心も」 (2015/10/29の記事)
・4「風の囁き」 (2015/11/08の記事)
・5「月光値千両」 (2015/12/29の記事)
・6「宵闇迫れば」 (2016/01/31の記事)
・7「美姫の夢」 (2016/02/26の記事)
・8「胸の振子」 (2016/03/16の記事)
・9「国境の南」 (2016/03/21の記事)
・10「濤の彼方」
(古本屋で購入・背表紙幅:0.9cm)
濤(なみ)の彼方 妻は、くノ一 10 風野 真知雄 (角川文庫) 角川書店 2011-08-25 by G-Tools |
この巻の冒頭、織江の行動について触れている部分はありません。彦馬を追って長崎まで着いているはずなのに、描写されるのは男たちばかり。もう彦馬の船は長崎を出発しそうなのに・・・織江は何をしてるんだ??
戦いは突然始まり、織江が事前にどんな行動をとったかは最後に明かされます。さすが、日本一のくノ一になっただけのことはある、そうかそんなに彦馬さんに会いたかったんだね、と思わず私はつぶやいてました。
まるで映画のように場面を構成し、登場人物のキャラクターを際立たせ、伏線を張っていく筆者の書き方。読み終わってみると10冊はあっという間でした。ドラマも十分おもしろかったけど、私はこの原作の方が好きです。各巻のタイトルはジャズの名曲に由来しているそうですが、なんだかそれも粋な演出。
江戸時代が終わり、武士がいなくなると忍びたちも消えていきました。彼らは歴史に名を残すことはなかったけれど、それぞれ家族がいて守りたいものがありました。忍者たちの生身の人間らしさを感じることができる作品でした。
→「妻は、くノ一」シリーズ:
・1「妻は、くノ一」 (2013/07/31の記事)
・2「星影の女」 (2015/09/26の記事)
・3「身も心も」 (2015/10/29の記事)
・4「風の囁き」 (2015/11/08の記事)
・5「月光値千両」 (2015/12/29の記事)
・6「宵闇迫れば」 (2016/01/31の記事)
・7「美姫の夢」 (2016/02/26の記事)
・8「胸の振子」 (2016/03/16の記事)
・9「国境の南」 (2016/03/21の記事)
・10「濤の彼方」
(古本屋で購入・背表紙幅:0.9cm)
536冊目!
彦馬は静山の命令を受け、極秘で日本を出国することになりました。江戸での暮らしを終え、秘密の船で平戸・長崎へと向かいます。
彦馬を追って織江も南下。新しい刺客も続々と彦馬を追いかける格好でこの巻は終了。思えば第1巻は、織江を追って彦馬が江戸へ上ったのに…すっかり追いかけっこが逆になっています。
織江の上司・川村も、役人の鳥居も、織江を自分のものにしようと無我夢中。彼らは仕事では優秀な男たちのはずなのに、心を奪われた女性を逃がすまいと奮闘する様子がどこかユーモラス。対照的に、一途に織江の想いを集める彦馬がかっこよく見えてきます。
彦馬と織江は無事出会えるのか? また夫婦として暮らせるようになるのか? 最終巻から目が離せません。
→「妻は、くノ一」シリーズ:
・1「妻は、くノ一」 (2013/07/31の記事)
・2「星影の女」 (2015/09/26の記事)
・3「身も心も」 (2015/10/29の記事)
・4「風の囁き」 (2015/11/08の記事)
・5「月光値千両」 (2015/12/29の記事)
・6「宵闇迫れば」 (2016/01/31の記事)
・7「美姫の夢」 (2016/02/26の記事)
・8「胸の振子」 (2016/03/16の記事)
・9「国境の南」
・10「波の彼方」 (2016/03/30の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)
国境の南 妻は、くノ一 9 風野 真知雄 (角川文庫) 角川書店 2010-12-25 by G-Tools |
彦馬を追って織江も南下。新しい刺客も続々と彦馬を追いかける格好でこの巻は終了。思えば第1巻は、織江を追って彦馬が江戸へ上ったのに…すっかり追いかけっこが逆になっています。
織江の上司・川村も、役人の鳥居も、織江を自分のものにしようと無我夢中。彼らは仕事では優秀な男たちのはずなのに、心を奪われた女性を逃がすまいと奮闘する様子がどこかユーモラス。対照的に、一途に織江の想いを集める彦馬がかっこよく見えてきます。
彦馬と織江は無事出会えるのか? また夫婦として暮らせるようになるのか? 最終巻から目が離せません。
→「妻は、くノ一」シリーズ:
・1「妻は、くノ一」 (2013/07/31の記事)
・2「星影の女」 (2015/09/26の記事)
・3「身も心も」 (2015/10/29の記事)
・4「風の囁き」 (2015/11/08の記事)
・5「月光値千両」 (2015/12/29の記事)
・6「宵闇迫れば」 (2016/01/31の記事)
・7「美姫の夢」 (2016/02/26の記事)
・8「胸の振子」 (2016/03/16の記事)
・9「国境の南」
・10「波の彼方」 (2016/03/30の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)
534冊目!
強敵が次から次へと織江を狙う章も終盤。この巻に登場する「第3の刺客」は、織江も驚く得意技で攻撃をしかけてきます。
一方の彦馬は、刺客にまんまと顔が知られてしまったことも気づかず、飲み屋通いが続く日々。鳥居とも顔見知りになり、謎解き対決の結果が読者は気になるところでは。
刺客を相次ぎ倒していく織江の姿はかっこいいのですが、さすがの本人も疲れがたまっている様子。自分が生きるためだけでなく、夫を守るために戦う方へ、彼女の目的も移っていきます。
→「妻は、くノ一」シリーズ:
・1「妻は、くノ一」 (2013/07/31の記事)
・2「星影の女」 (2015/09/26の記事)
・3「身も心も」 (2015/10/29の記事)
・4「風の囁き」 (2015/11/08の記事)
・5「月光値千両」 (2015/12/29の記事)
・6「宵闇迫れば」 (2016/01/31の記事)
・7「美姫の夢」 (2016/02/26の記事)
・8「胸の振子」
・9「国境の南」 (2016/03/21の記事)
・10「波の彼方」 (2016/03/30の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)
胸の振子 妻は、くノ一 8 風野 真知雄 (角川文庫) 角川書店 2010-08-25 by G-Tools |
一方の彦馬は、刺客にまんまと顔が知られてしまったことも気づかず、飲み屋通いが続く日々。鳥居とも顔見知りになり、謎解き対決の結果が読者は気になるところでは。
刺客を相次ぎ倒していく織江の姿はかっこいいのですが、さすがの本人も疲れがたまっている様子。自分が生きるためだけでなく、夫を守るために戦う方へ、彼女の目的も移っていきます。
→「妻は、くノ一」シリーズ:
・1「妻は、くノ一」 (2013/07/31の記事)
・2「星影の女」 (2015/09/26の記事)
・3「身も心も」 (2015/10/29の記事)
・4「風の囁き」 (2015/11/08の記事)
・5「月光値千両」 (2015/12/29の記事)
・6「宵闇迫れば」 (2016/01/31の記事)
・7「美姫の夢」 (2016/02/26の記事)
・8「胸の振子」
・9「国境の南」 (2016/03/21の記事)
・10「波の彼方」 (2016/03/30の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)