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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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文学部在学中に223冊を読破。

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530冊目!

美姫の夢 美姫(びき)の夢
妻は、くノ一 7

風野 真知雄

(角川文庫) 角川書店 2010-04-24

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タイトルの「美姫」は織江のことかと勝手に思っていましたが、本編を読むとどうやら違うらしい・・・。

モテない彦馬が女性と一緒に外出。織江にとってはライバルの出現です。読者からすると、この三角関係はおもしろいのでニヤニヤしながら読んでました。(電車の中でヘンな顔になってたかも)

いつも理屈で物事を考える彦馬の前に、非科学的な分野の「呪術」がたちふさがるところがこの7巻の特徴です。織江が得意とする「心術」との対決も見逃せません。

→「妻は、くノ一」シリーズ:
  ・1「妻は、くノ一」 (2013/07/31の記事
  ・2「星影の女」 (2015/09/26の記事
  ・3「身も心も」 (2015/10/29の記事
  ・4「風の囁き」 (2015/11/08の記事
  ・5「月光値千両」 (2015/12/29の記事
  ・6「宵闇迫れば」 (2016/01/31の記事
  ・7「美姫の夢」
  ・8「胸の振子」 (2016/03/16の記事
  ・9「国境の南」  (2016/03/21の記事
  ・10「波の彼方」 (2016/03/30の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:0.9cm)

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526冊目!

宵闇迫れば 宵闇迫れば
妻は、くノ一 6

風野 真知雄

(角川文庫) 角川書店 2009-12-25

by G-Tools
「過酷で、節操がなく、汚辱にまみれた仕事だった」(p. 14)

現代では「忍者」というとかっこいいイメージがありますが、見方を変えるととてもハードな仕事です。特に女忍者=くノ一は女であることも利用して敵地へ潜入していた様子。男性の忍びたちからも恐れられたのは史実としてもありうることです。

ドラマでも強烈な存在感を放っていた宵闇順平。夜の闇に溶けて任務を遂行する姿は、典型的な忍者のイメージです。ところが昼は明るさに負けて自宅で寝転んでいる・・・妙に人間くさくて気に入った場面でした。

時代劇でも忍びたちは「昼の顔」と「夜の顔」を使い分けていることが多いです。人間の二面性の象徴と言ってもいいかもしれません。だから忍者の不思議な魅力は現代でも衰えないのでしょう。

→「妻は、くノ一」シリーズ:
  ・1「妻は、くノ一」 (2013/07/31の記事
  ・2「星影の女」 (2015/09/26の記事
  ・3「身も心も」(2015/10/29の記事
  ・4「風の囁き」 (2015/11/08の記事
  ・5「月光値千両」 (2015/12/29の記事
  ・6「宵闇迫れば」
  ・7「美姫の夢」 (2016/02/26の記事
  ・8「胸の振子」 (2016/03/16の記事
  ・9「国境の南」  (2016/03/21の記事
  ・10「波の彼方」 (2016/03/30の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)

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522冊目!

月光値千両 月光値千両(げっこうあたいせんりょう)
妻は、くノ一 5

風野 真知雄

(角川文庫) 角川書店 2009-08-25

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「月の光」が繰り返し出てくる一冊。現代のように街灯がない時代では、きっと月明かりや星の明かりは身近なものだったに違いありません。

私はお酒が飲めないけど、月を見ながら一杯、なんて風情があって素敵です。一人ぼっちでも、十分な肴がなくても、お月さまさえ見えればお酒がおいしく飲める・・・想像力豊かでないとなかなかできないことです。

これまで伏せられてきた織江の父が、この巻で明かされます。雅江と母娘で戦う場面はスリル満点。敵が男性ばかりというのも、「女の戦い」を際立たせています。

→「妻は、くノ一」シリーズ:
  ・1「妻は、くノ一」 (2013/07/31の記事
  ・2「星影の女」 (2015/09/26の記事
  ・3「身も心も」 (2015/10/29の記事
  ・4「風の囁き」 (2015/11/08の記事
  ・5「月光値千両」
  ・6「宵闇迫れば」 (2016/01/31の記事
  ・7「美姫の夢」 (2016/02/26の記事
  ・8「胸の振子」 (2016/03/16の記事
  ・9「国境の南」  (2016/03/21の記事
  ・10「波の彼方」 (2016/03/30の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.2cm)

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515冊目!

風の囁き 風の囁(ささや)き
妻は、くノ一 4

風野 真知雄

(角川文庫) 角川書店 2009-05-23

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織江は忍者仲間と夫の間で板ばさみ。平戸藩の元藩主・松浦静山が軍船を作ろうとしている証拠を手に入れたものの、提出できずにいました。

そんなこととは知らず、江戸の町を歩き回る彦馬。巻末でついに織江の居場所に気づくのですが・・・読者の側からすれば「もっと早く気づいてあげて!」と叫びたくなるほどもどかしいです。

織江はこの後、どんな行動をするのでしょうか。仲間を裏切ったことが気づかれれば、逃げ続けなければいけません。彦馬は妻を守ってやれるのか? 目が離せない展開が続きます。

→「妻は、くの一」シリーズ:
  ・1「妻は、くの一」 (2013/07/31の記事
  ・2「星影の女」 (2015/09/26の記事
  ・3「身も心も」(2015/10/29の記事
  ・4「風の囁き」
  ・5「月光値千両」 (2015/12/29の記事
  ・6「宵闇迫れば」 (2016/01/31の記事
  ・7「美姫の夢」 (2016/02/26の記事
  ・8「胸の振子」 (2016/03/16の記事
  ・9「国境の南」  (2016/03/21の記事
  ・10「波の彼方」 (2016/03/30の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)

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511冊目!

身も心も 身も心も
妻は、くノ一 3

風野 真知雄

(角川文庫) 角川書店 2011-09-01

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飯炊き女に変装し、江戸の平戸藩邸に忍び込むことに成功した織江。この巻は、彼女のピンチな場面から始まります。

男性の忍者であっても、命をかけて任務に当たらなければならないつらさは同じ。くノ一はまた別の苦悩を抱えていることが、折りに触れて指摘されています。潜入先で好きな人ができたら…仕事をとるか、はたまた自分の思いをとるか??

織江の母、雅江も同じ葛藤の中で実績をあげたくノ一でした。母娘の互いの思いも描写されているところに、今後の展開への示唆がうかがえます。

潜入されている側の静山は言います。
「人は許されることだけをして生きていくものではない。もしかしたら、人は皆、許されざる者なのかもしれぬ」(p. 73)

鎖国下の日本で、密かに外国との交易を画策していることを指しての発言です。幕府の禁制に背いている自分を言っていますが、暗に織江も指しているように思えます。

→「妻は、くノ一」シリーズ:
  ・1「妻は、くノ一」 (2013/07/31の記事
  ・2「星影の女」 (2015/09/26の記事
  ・3「身も心も」
  ・4「風の囁き」 (2015/11/08の記事
  ・5「月光値千両」 (2015/12/29の記事
  ・6「宵闇迫れば」 (2016/01/31の記事
  ・7「美姫の夢」 (2016/02/26の記事
  ・8「胸の振子」 (2016/03/16の記事
  ・9「国境の南」  (2016/03/21の記事
  ・10「波の彼方」 (2016/03/30の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)

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506冊目!

星影の女 星影の女
妻は、くノ一 2

風野 真知雄

(角川文庫) 角川グループパブリッシング 2009-01-24

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「子どもというのは、ほんとにひとくくりにはできない。(中略)同じことをやらせると、どうしても上手にやれる子、やれない子にわかれてしまう。上手にやれるのは素晴らしいことだが、たとえ上手にできなくても、それで人の価値が下がるわけではない」(p. 108)

妻を捜して江戸にたどりついた彦馬は、寺子屋で子どもたちに手習いを教え始めます。短い結婚生活で子どもはいないものの、もし織江と平戸で暮らし続けていたら、どんな家庭を築いていたか彷彿とさせる場面です。

彦馬は天文の研究が好きすぎて、地元では変人扱いされていましたが、1人の大人として子どもたちを見つめるまなざしはとても優しく暖かいです。子どもたちの得意不得意を見きわめ、1人ずつ接し方や教え方を変える姿勢はプロの教師並み。

それだけに、炊き方に失敗して硬いご飯を寂しく食べる場面がせつない・・・。織江がいて、子どもも生まれていたら、「すてきなお父さん」になれたはずなのになぁ。

→「妻は、くの一」シリーズ:
  ・1「妻は、くの一」 (2013/07/31の記事
  ・2「星影の女」
  ・3「身も心も」 (2015/10/29の記事
  ・4「風の囁き」 (2015/11/08の記事
  ・5「月光値千両」 (2015/12/29の記事
  ・6「宵闇迫れば」 (2016/01/31の記事
  ・7「美姫の夢」 (2016/02/26の記事
  ・8「胸の振子」 (2016/03/16の記事
  ・9「国境の南」  (2016/03/21の記事
  ・10「波の彼方」 (2016/03/30の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.0cm)

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