忍者ブログ
流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
 カレンダー 
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
 ブログ内検索 
 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

各記事TOPの
「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
 カテゴリー 
 P R 
 Amazon 
[20]  [19]  [18]  [17]  [16]  [15]  [14]  [13]  [12]  [11]  [10
133冊目!

天使の梯子 天使の梯子
Angel's Ladder

村山 由佳

集英社 2004-10-26


by G-Tools
『天使の卵』の続編が出ていると聞いて読んでみた。前作が発表されて10年。物語も現実と同じように10年後が舞台になってる。歩太と夏姫のその後や思いが、第三者の目を通して書かれている作品。

10年前(つまり前作)の出来事が、今も2人を罪の意識に縛り付けてしまっていた。でもはっとさせられたのは、「そうやって俺たちも春妃を縛りつけてるんだ」という歩太のセリフ。彼らの中には確実に彼女が生き続けている。自分のせいで春妃は死んだ、と罪悪感を抱え込む一方で、そういう形でなんとかして彼女を忘れまい、消しまいと必死になっていたのかもしれない。

題になっている「天使の梯子」については本編に説明があるからいいとして、この物語の中で象徴しているものは「天使の卵」と対称的だと思う。「卵」は生、「梯子」は死と再会のイメージがわいた。

→著者の他の本:
  ・『天使の卵』 (2005/08/29の記事
  ・『放蕩記』 (2012/10/31の記事
  ・「イエスタデイズ」 『あの日、君とGirls』収録 (2015/06/26の記事

→著者の公式サイト:
  ・村山 由佳 公式サイト YUKA BLUE http://www.yuka-murayama.com/

(本屋で立ち読み)

拍手[0回]

PR

Template by ららららいふ / Material by 素材くん「無料WEB素材屋」

忍者ブログ [PR]