流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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文学部在学中に223冊を読破。
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「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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133冊目!
『天使の卵』の続編が出ていると聞いて読んでみた。前作が発表されて10年。物語も現実と同じように10年後が舞台になってる。歩太と夏姫のその後や思いが、第三者の目を通して書かれている作品。
10年前(つまり前作)の出来事が、今も2人を罪の意識に縛り付けてしまっていた。でもはっとさせられたのは、「そうやって俺たちも春妃を縛りつけてるんだ」という歩太のセリフ。彼らの中には確実に彼女が生き続けている。自分のせいで春妃は死んだ、と罪悪感を抱え込む一方で、そういう形でなんとかして彼女を忘れまい、消しまいと必死になっていたのかもしれない。
題になっている「天使の梯子」については本編に説明があるからいいとして、この物語の中で象徴しているものは「天使の卵」と対称的だと思う。「卵」は生、「梯子」は死と再会のイメージがわいた。
→著者の他の本:
・『天使の卵』 (2005/08/29の記事)
・『放蕩記』 (2012/10/31の記事)
・「イエスタデイズ」 『あの日、君とGirls』収録 (2015/06/26の記事)
→著者の公式サイト:
・村山 由佳 公式サイト YUKA BLUE http://www.yuka-murayama.com/
(本屋で立ち読み)
天使の梯子 Angel's Ladder 村山 由佳 集英社 2004-10-26 by G-Tools |
10年前(つまり前作)の出来事が、今も2人を罪の意識に縛り付けてしまっていた。でもはっとさせられたのは、「そうやって俺たちも春妃を縛りつけてるんだ」という歩太のセリフ。彼らの中には確実に彼女が生き続けている。自分のせいで春妃は死んだ、と罪悪感を抱え込む一方で、そういう形でなんとかして彼女を忘れまい、消しまいと必死になっていたのかもしれない。
題になっている「天使の梯子」については本編に説明があるからいいとして、この物語の中で象徴しているものは「天使の卵」と対称的だと思う。「卵」は生、「梯子」は死と再会のイメージがわいた。
→著者の他の本:
・『天使の卵』 (2005/08/29の記事)
・『放蕩記』 (2012/10/31の記事)
・「イエスタデイズ」 『あの日、君とGirls』収録 (2015/06/26の記事)
→著者の公式サイト:
・村山 由佳 公式サイト YUKA BLUE http://www.yuka-murayama.com/
(本屋で立ち読み)
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