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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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210冊目!

スーパー雷鳥殺人事件 スーパー雷鳥殺人事件
西村 京太郎

(徳間文庫) 徳間書店 1992-10


by G-Tools
2012/01/28 テレビ朝日・土曜ワイド劇場
西村京太郎 トラベルミステリー57 スーパービュー踊り子連続殺人」の原作

<西村京太郎作品にチャレンジ!13冊目>

原作とドラマでは、列車も違うし舞台になる地方もまったく違う。番組の字幕をよく見ていなかったので、間違えて『スーパービュー踊り子殺人事件』(←実際に西村作品でこういうタイトルがあるけど、中身はまったく違う内容らしい)を借りそうになりました。

なんでわざわざ、スーパー雷鳥をスーパービュー踊り子に置き換えてドラマ化したんだろう・・・? 予算の都合か、地元の協力が得られなかったか? いろいろ考えてみましたが、結局謎です。(個人的に、伊豆急行は何度か利用したことがあるので親近感がわきましたが)

物語は、佐々木という男が自殺しようと、東京を出て列車に乗り込む場面から始まります。電車の中で殺人事件が起き、面識のなかった被害者から手紙を受け取ったことで、佐々木は死ぬ意志がしぼんでいきました。

犯人側でもなく、警察側でもない第三の立場からも物語が進んでいくのが、この作品の大きな特徴です。あまり細かくは述べられていませんが、遺産をめぐる一連の事件に関わりながら、佐々木も人生について深く考え直していたのではないでしょうか。

妻からは離婚をつきつけられ、会社でも仕事が思うようにいかず、冒頭の佐々木は「もうどうにでもなれ」と投げやりな態度です。それが、終盤には「もう一度やり直してみるか」と前向きになり始めています。

別の作品で、その後の佐々木がどうなったのか、読んでみたいものです。

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.4cm)

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