流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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読書
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文学部在学中に223冊を読破。
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「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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208冊目!
2011年中に読んでおきたい本10冊(日経WOMAN 2011・12月号 p. 47)に紹介されていた本(2冊目)です。
主人公は全部で5人。性別も年齢も違う彼らが、愛や人生についてそれぞれ考えながら、インドへ向かいます。おそらく、読者は5人のうち誰か1人くらいは自分と重ね合わせるのではないでしょうか。
私が共感したのは、大津という男性。彼は人づきあいが不器用ながら、カトリック信者として信仰と向き合い、愛について考え続けています。挫折を経て神父となった後も、ガンジス河を目指す貧しい人を助けながら、イエスに従おうとします。
このブログを始める前、遠藤周作の『沈黙』を何度か読みました。大津のような「悩める神父」の姿は、『沈黙』の主人公の神父と重なります。慣れない異国の文化の中で、神の存在や自分の信仰の意味を問い続ける。遠藤のテーマが一貫していることがわかりました。
大津が神学や哲学について語るシーンは難解でした。一方で、「異なる宗教の中にも、神はいる」という大津の考えには共感しました。作中では、西洋出身の先輩神父から異端扱いされていますが、現在のカトリック教会はどう考えているのか気になります。
→2011年中に読んでおきたい本10冊・3冊目は:
・枡野俊明 『禅シンプル発想術』 (2012/05/06の記事)
→遠藤周作の他の著書:
・『海と毒薬』 ※新潮文庫版 (2005/01/11の記事)
・『海と毒薬』 ※角川文庫版 (2024/06/02の記事)
・『女の一生〈1部〉 キクの場合』 (2010/08/27の記事)
(C市図書館で借りて・背表紙幅:1.7cm)
深い河 (ディープ・リバー) 遠藤 周作 (講談社文庫) 講談社 1996-06-13 by G-Tools |
主人公は全部で5人。性別も年齢も違う彼らが、愛や人生についてそれぞれ考えながら、インドへ向かいます。おそらく、読者は5人のうち誰か1人くらいは自分と重ね合わせるのではないでしょうか。
私が共感したのは、大津という男性。彼は人づきあいが不器用ながら、カトリック信者として信仰と向き合い、愛について考え続けています。挫折を経て神父となった後も、ガンジス河を目指す貧しい人を助けながら、イエスに従おうとします。
このブログを始める前、遠藤周作の『沈黙』を何度か読みました。大津のような「悩める神父」の姿は、『沈黙』の主人公の神父と重なります。慣れない異国の文化の中で、神の存在や自分の信仰の意味を問い続ける。遠藤のテーマが一貫していることがわかりました。
大津が神学や哲学について語るシーンは難解でした。一方で、「異なる宗教の中にも、神はいる」という大津の考えには共感しました。作中では、西洋出身の先輩神父から異端扱いされていますが、現在のカトリック教会はどう考えているのか気になります。
→2011年中に読んでおきたい本10冊・3冊目は:
・枡野俊明 『禅シンプル発想術』 (2012/05/06の記事)
→遠藤周作の他の著書:
・『海と毒薬』 ※新潮文庫版 (2005/01/11の記事)
・『海と毒薬』 ※角川文庫版 (2024/06/02の記事)
・『女の一生〈1部〉 キクの場合』 (2010/08/27の記事)
(C市図書館で借りて・背表紙幅:1.7cm)
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