流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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プロフィール
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流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。
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「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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77冊目!(「2004年新潮文庫の100冊」49冊目)
題名に「思い出」とあるからエッセイかと思ったられっきとした短編集だった。
読んでいて、小説について考えてみた。流行のネット小説やライトノベルよりも、私は向田さんの書く小説の方が小説らしいように思える。登場人物の言葉や動作、心情を書くだけではなくて、その人物(たち)を取り巻く状況や雰囲気までもくまなくえがいているのだ。読む側は想像力と読解力を必要とするので、少し苦労するかもしれないけれど、読後の印象がじわりとくるあの感覚がたまらない。
向田さんの文章はまさに読んだ後しばらく味が残る書き方をされている。1回読んだだけでは理解できない仕掛けがされていて、もう1度最初から読んで味わい直したい衝動にかられる。
事故で亡くなっていなかったら、もっと読み応えのある作品を書いていたかもしれない。少し残念。
(C市図書館で借りて)
思い出トランプ 向田 邦子 (新潮文庫) 新潮社 1983-01 by G-Tools |
読んでいて、小説について考えてみた。流行のネット小説やライトノベルよりも、私は向田さんの書く小説の方が小説らしいように思える。登場人物の言葉や動作、心情を書くだけではなくて、その人物(たち)を取り巻く状況や雰囲気までもくまなくえがいているのだ。読む側は想像力と読解力を必要とするので、少し苦労するかもしれないけれど、読後の印象がじわりとくるあの感覚がたまらない。
向田さんの文章はまさに読んだ後しばらく味が残る書き方をされている。1回読んだだけでは理解できない仕掛けがされていて、もう1度最初から読んで味わい直したい衝動にかられる。
事故で亡くなっていなかったら、もっと読み応えのある作品を書いていたかもしれない。少し残念。
(C市図書館で借りて)
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