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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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8冊目!

阿房列車 阿房列車
内田百けん集成〈1〉

内田 百けん

(ちくま文庫) 筑摩書房 2002-10


by G-Tools
2008年、品格を育てる12ヶ月(All About)より、4冊目!
http://allabout.co.jp/gm/gc/208260/4/

※「百けん」の「けん」はもんがまえ(門)に「月」です

12冊シリーズも、やっとこさ3分の1…「まだ3分の1じゃないか」と言われそうですが、それは置いといて。

(↑のAll Aboutのリンク先にも書いてあるように)3冊目の森見さん(当ブログ2008/07/29の記事)と文体が確かに似ています。
わがままで自分勝手なんだけど、どこか憎めない一種の魅力を持っているというか。

でも読みなれてないと、文体に飽きて挫折するかも。個性が強いから。

内容は電車旅行のエッセイといったところ。鉄道ファンの皆様、必読です!特に電車で旅行するのが好きという人には、「あぁ~内田さんの気持ちよくわかるー!」なんて感激しちゃう描写が多いかも。

じっくり読んでると、一冊を通してちゃんと四季おりおりを追っていることもわかりますね。地方によっては、地元と季節の進み具合が違ったりして、それも旅の醍醐味かと思うんですが。内田さんはそれも旅情として組み込んでちゃんと書いていますね。

作品として発表されたのは戦後まもなくの昭和27年。なので当然、国鉄です。今と違って、ICカードも新幹線も、はたまた携帯もグリーン車もない時代。当時のことを知らない世代(←私みたいな)には読みにくいかもしれませんが、かえって新鮮でむしろ今のようなスピード社会よりも贅沢。

乗換えの列車を待とうにも、なーんにもすることがなくて2時間ホームで過ごすなんて、今じゃ考えられませんしね(^-^;) 昔の鉄道の雰囲気を知るのにも貴重な作品だと思います。

(C市図書館で借りて・背表紙幅:1.8cm)

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