井上ひさし 『ブンとフン』

328冊目！
（51冊目！／2011・新潮文庫の100冊）

ブンとフン 井上 ひさし （新潮文庫）　新潮社 1991-06 by G-Tools

中学生の頃からタイトルは知っていましたが、なんとなく読む機会はなく15年以上が経過・・・。いざ読み始めてみたら、星新一さんの作風と通じるようなユーモアを楽しめました。

フン先生が書いた小説の原稿から飛び出した主人公・大泥棒のブンが巻き起こす大騒動。盗むものは、シマウマのしま模様・あんぱんのおヘソ・奈良の大仏、その他いろいろ。

騒ぎは日本にとどまらず、終盤は特に世界中を巻き込む形になっています。これがホントの「ペンは剣より強し」？

→著者の他の本：
　　・『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』　（2006/01/04の記事）

（NPO運営の民間図書館で借りて・背表紙幅：0.8cm）

目次

1. ブンとは何者か
2. 次から次へと奇ッ怪千万
3. ブン現象
4. モノからココロへ
5. たくさんのブン

6. ブン対悪魔
7. 世界ブン大会
8. ブン裁判
9. 刑務所へ行こう

2013/02/24 (Sun) 2011_新潮文庫の100冊