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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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331冊目!
(52冊目!/2011・新潮文庫の100冊)
恋せども、愛せども恋せども、愛せども
唯川 恵

(新潮文庫) 新潮社 2008-06-30

by G-Tools
「恋や愛なんてものは、ある年齢になれば卒業できると思っていた。もう必要なくなる時期、そんなものを忘れてしまえる時が、きっと来ると考えていた。(中略)けれど、やはりそうではないらしい。いつだって、人は誰かを求め、恋し、寄り添いたがる生き物らしい」 (p. 83)

血のつながっていない姉妹の雪緒と理々子。彼女たちの母と祖母がそろって結婚すると聞かされるところから、この物語は始まります。

2人は28歳。私ももうすぐ28になるので、同い年の感覚で読めました。もう20代前半の頃みたいに子供じゃないけど、仕事も恋愛も今のままでいいのか不安になる。その気持ちの揺れに共感できました。

姉妹の性格は対照的で、どちらにより共感できるかは人によって意見が分かれるところだと思います。唯川さんの他の作品と違って、母・祖母世代の恋愛・結婚観も随所に描き出されているのもこの本の魅力です。

個人的には、金沢ことばの台詞が新鮮でした。

→著者のほかの本:
  ・『恋人たちの誤算』 (2005/05/13の記事
  ・『ため息の時間』 (2005/07/28の記事
  ・『「さよなら」が知ってるたくさんのこと』 (2005/10/18の記事
  ・『肩ごしの恋人』 (2009/11/10の記事

NPO運営の民間図書館で借りて・背表紙幅:1.6cm)

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