大崎善生 『パイロットフィッシュ』

334冊目！

パイロットフィッシュ 大崎 善生 （角川文庫）　角川書店 2004-03-25 by G-Tools

映画版「アジアンタムブルー」を観たときに、この「パイロットフィッシュ」を反映していると思われるシーンがありました。主人公・山崎隆二の過去と現在を数年間にわたって描くシリーズで、実は三部作です。

2冊読んだ限りでは、各作品ごとに主題を変えていて、独立した物語として十分読めます。その代わり、同一人物の人生として眺めるには、なんとなく違和感が残ってしまう。。。これは主人公が男性で、私が女性だから？

だからこそ、三部作のフィナーレを飾る「エンプティスター」の内容が気になります。隆二はさらにどんな風に歩んでいくんだろう？

→本文中に登場した本：
　　・p. 60　武者小路 実篤　『友情』　（2005/02/16の記事）

→大崎 善生の「恋愛三部作」
　　・『パイロットフィッシュ』
　　・『アジアンタムブルー』　（2012/09/23の記事）
　　・『エンプティスター』　（2018/12/10の記事）

（古本屋で購入・背表紙幅：1.0cm）

2013/03/19 (Tue) 【角川文庫】