江國 香織 『すいかの匂い』

37冊目！（「2004年新潮文庫の100冊」20冊目）

すいかの匂い 江國 香織 （新潮文庫）　新潮社 2000-06 by G-Tools

江國さんの作品を読むのは初めて。最近少し話題になっていたので早く読んでみたいとは思っていたけれど、読み始めてすぐ独特の文体が気に入ってしまった。

難しい言葉はなく、日常の言葉でつづられる自然な文体はもちろん、同じ単語でも漢字とひらがなを使い分けている点が強く印象に残った。収められている短編全てが「夏」をテーマにしているせいか、読み終わった後、夏が待ち遠しい気持ちになる。

→著者の他の本：
　　・『つめたいよるに』　（2005/03/14の記事）
　　・『きらきらひかる』　（2005/04/10の記事）
　　・『神様のボート』　（2005/10/26の記事）
　　・『冷静と情熱のあいだ Rosso』　（2008/01/04の記事）

（C市図書館で借りて）

2005/01/06 (Thu) 2004_新潮文庫の100冊