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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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38冊目!(「2004年新潮文庫の100冊」21冊目)

羅生門・鼻 羅生門・鼻

芥川 龍之介

(新潮文庫) 新潮社 2000


by G-Tools
 『羅生門』は高校の現国で読んだ覚えがあるけれど、今改めて読み返してみると、芥川ってやっぱりすごい人なんだと思えた。

 彼の作品は「エゴイズム」が大きなテーマ。今昔物語に登場する話をベースにこんな表現ができるなんて、よく考えたら誰にでもできることではない。どんな人間の奥底にも「エゴ」が沈んでいる・・・読んだ直後ぞっとした。前はこんなこと考えなかったのに。

 もう1つ面白かったのは『邪宗門』。「摩利の教」って・・・これ文章読む限りキリスト教のことじゃん!解説によると、平安時代の日本には既に中国化された「景教」という形でキリスト教が伝わっていたらしいとのこと。知らなかった。「摩利信乃法師」と仏教徒との対決の場面が面白おかしく描かれていて、最後どうなるのか気になっていたのに、残念ながらこの作品は未完。芥川は一体どんな結末を考えていたのだろう?

→この本について触れている本:
  ・齋藤 孝 『だれでも書ける最高の読書感想文』 (2015/07/02の記事

→著者の他の本:
  ・『芥川龍之介 [ちくま日本文学002]』 (2009/05/02の記事
  ・『蜘蛛の糸・地獄変』角川文庫 (2017/07/15の記事
  ・『羅生門・鼻・芋粥』角川文庫 (2022/01/29の記事

(C市図書館で借りて)

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