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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
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アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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74冊目!

1Q84 BOOK1 1Q84 BOOK 1
村上 春樹

新潮社 2009-05-29


by G-Tools
2つの月。別々に生きる1人の女性と1人の男性が、交互につむぐ物語。繰り返されるモチーフ。

そこには、新しいけど個性が存分に発揮された村上ワールドがあります。

1984年は、今からちょうど25年前。私が生まれる前年です。だから私は、当時の社会情勢や人々の価値観がわからない。フィクションとノンフィクションの線はどこにひかれるんだろう。

「狂いを生じているのは私ではなく、世界なのだ」(p.195)

うつ病になった私には、ちょっと違和感がある響きでした。狂っているのは私自身だとばかり信じ込んでいた時期もあったから。一方で、なんだかとても現代的な利己主義に聞こえる。

「これは生き方そのものの問題です。常に真剣に自分の身を護る姿勢が大事なのです。攻撃を受けることにただ甘んじていては、どこにもいけません。慢性的な無力感は人を蝕(むしば)み損ないます」(p.238)

慢性的な無力感は人を蝕み損なう。なんだか世界同時不況の現代みたい。

うーん…読んでいて思ったこと、感じたことをうまくまとめたいけど言葉になりません。つかめそうでつかめない1Q84年の世界。2人の主人公の行く末がただ気になります。BOOK 2では、物語がどう展開するんだろう。

→「1Q84」シリーズのほかの本:
  ・『BOOK 2』 (2009/09/02の記事
  ・『BOOK 3』 (2012/06/05の記事

→村上春樹「1Q84」 新潮社公式サイト:
  ・http://1q84.shinchosha.co.jp/

→著者の他の作品:
  ・『海辺のカフカ』 (2016/08/05の記事

(実家で母から借りて・背表紙幅:3.1cm)

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