ダンテ 『神曲 まんがで読破』

197冊目！

神曲 (まんがで読破) ダンテ イースト・プレス 2008-10-01 by G-Tools

（原題： La divina commedia）

2011年中に読んでおきたい本10冊（日経WOMAN 2011・12月号 p. 47）に紹介されていた本（１冊目）です。

図書館に収蔵されている本を調べてみても、実際は3部作からなる長編作品のようです。これがマンガになっちゃうとは…。ダンテもびっくりでしょうね;;

死後の世界を旅することになった主人公が、古代ローマの詩人に案内されて、地獄・煉獄（れんごく）・天国を見て歩くという物語です。個人的には、ディケンズのクリスマス・キャロルを連想しました。（←主人公が死者の案内で過去・現在・未来を旅する物語）

煉獄の存在を信じるカトリック教会に所属していながら、実は煉獄のイメージがつかめずにいました。キリスト教関連の本を読んでも、どうも説明がしっくりこなくてわかりにくい。マンガであれ、天国・地獄との対比もあってわかりやすく読めたのはいい機会でした。

→2011年中に読んでおきたい本10冊・２冊目は：
　　・遠藤 周作　『深い河』　（2012/02/20の記事）

→『神曲』について触れている本：
　　・加藤 哲太郎　『私は貝になりたい』　（2012/10/07の記事）

→「まんがで読破」シリーズ：
　　・太宰 治　『斜陽』　（2011/08/09の記事）

（古本屋で購入・背表紙幅：1.0cm）

2012/01/21 (Sat) 2011 読みたい10＋3冊