斎藤茂太 『いい言葉は、いい人生をつくる－ラストメッセージ』

241冊目！

いい言葉は、いい人生をつくる―ラストメッセージ 斎藤 茂太 （成美文庫）　成美堂出版 2011-09-05 by G-Tools

「モタ先生」が亡くなってから出版された本。「ラストメッセージ」のタイトルが示すように、先生の最後のプレゼントに思える１冊です。特に後半は、日々の暮らしを大切に生きる著者の姿が、ありありと浮かぶよう。

「肝心なのは、コンプレックスとは、実際の外見や能力とはほとんど無関係であることだ。

自分がどう感じるか、どう受け止めるかによって、同じ外見、同じ能力が、コンプレックスにもなれば、自信にもなりえるのである」　（p. 65　改行は管理人による）

先生がノートに書きとめていたという言葉の数々は、もちろん読んでいて味わい深いものばかりです。しかし、コラムのように添えられたモタ先生の言葉もまた、書き写しておきたくなる名言でした。このシリーズがもう続かないと思うと、少し寂しい気持ちもします。

→「いい言葉」シリーズの他の本：
　　・『いい言葉は、いい人生をつくる』　（2011/06/01の記事）
　　・『続・いい言葉は、いい人生をつくる』　（2012/05/29の記事）

→著者の他の本：
　　・『「心の掃除」の上手い人　下手な人』　（2009/12/27の記事）

（F市図書館で借りて・背表紙幅：1.1cm）

→本文中で触れていた本：
　　・p. 14　アラン　『幸福論』　（2012/05/31の記事）
　　・p. 211　モンゴメリ　『赤毛のアン』　（2005/08/29の記事）

→p. 24で触れていた、三島由紀夫の本：
　　・『金閣寺』　（2005/02/12の記事）
　　・『仮面の告白』　（2008/08/20の記事）
　　・『三島由紀夫レター教室』　（2011/10/17の記事）

2012/06/21 (Thu) 興味本位