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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
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女性
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アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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393冊目!

パレアナの青春 パレアナの青春

ポーター Elenor H. Porter
訳:村岡 花子

(角川文庫) 角川書店 1986-02

by G-Tools
(原題:Pollyanna Grows Up)

『少女パレアナ』が発表された後、人気に応える形で書かれた続編です。

前作では「喜びの遊び」を村中の人々に広め、奇跡のような現象を起こしたパレアナ。しかしこの作品では、彼女の遊びや心に揺らぎがみられます。

村とは違い、ボストンでは誰とでも友達になることはできません。また、都会では貧富の格差が激しいこと、自分は裕福な家庭にあって恵まれていること。喜びたくても希望を持てず、何を喜んでいいのかわからない人間も世の中にはいると、彼女は思い知らされます。

これは私の推測ですが、パレアナの1作目が世に出たとき、実際にこのような反響が寄せられたのではないでしょうか。みんながみんなパレアナのように喜べるわけではない、ご都合主義ではないかと。

悩み、葛藤し、時には遊びをやめてしまうパレアナの姿は、作者ポーターの思いそのままのように思えます。本当の幸せや喜びとは何なのか? 答えを探しながらの執筆だったのかもしれません。

→本文中に登場する本:
  ・p. 106 バーネット 『小公子』 (2005/05/19の記事

→著者の他の本:
  ・『少女パレアナ』 (2013/10/13の記事

(古本屋で購入・背表紙幅:1.3cm)

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