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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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 プロフィール 
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流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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394冊目!

ドミノ ドミノ
恩田 陸

(角川文庫)角川書店 2004-01

by G-Tools
「発見!角川文庫2011」より

32人と1匹が織り成す、圧巻のパニックコメディ。冒頭の登場人物紹介を目にした直後は、こんなにたくさんの人物たちを覚えてお話を追っていけるのか不安になりました。

ところが中盤を過ぎると、数人ずつが一緒に行動を共にするようになり、舞台が東京駅へと集中していきます。このままじゃ、何かが起こるに違いない。そんな予感がするけど、何が起こるか読者にはわからない。そのドキドキ感たるや、小説では久しぶりの感覚でした。

本好きにとっては、著者が随所にちりばめたミステリーやサスペンスの小ネタがまたたまらないかと思います。東京駅といえばまずは清張の「点と線」ですが、その額が少しだけ登場したり…ある場面で登場人物の目の前を横切る黒猫は、おそらくポーの「黒猫」からとった要素だったり…。いくつ見つけられるか、数えてみるのもいいかもしれません。

2013年秋現在、東京駅ステーションホテルがリニューアルして再開し、八重洲口も工事が完了して、東京駅の姿は少し変わりました。しかし、今も全国から乗降客が集まり、雑踏が響き続けていることには変わりありません。

→本文中で触れていた本:
  ・p. 114 松本 清張 『点と線』 (2009/11/02の記事

→著者の他の作品:
  ・『六番目の小夜子』 (2006/04/05の記事
  ・『夜のピクニック』 (2015/11/07の記事
  ・「ジョン・ファウルズを探して」 "Story Seller annex"に収録 (2016/10/31の記事

→次に読む本を発見!
  ・伊坂 幸太郎 『グラスホッパー』 (2013/10/03の記事

NPOの民間図書館で借りて・背表紙幅:1.5cm)

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