伊坂幸太郎 『グラスホッパー』

389冊目！

グラスホッパー 伊坂 幸太郎 （角川文庫）　角川書店 2007-06-25 by G-Tools

（英題：Grasshopper）
「発見！角川文庫2011」より

3人の殺し屋たちが、それぞれの願いをかなえるために集うストーリー。1人は妻を殺された復讐のために裏社会に潜入した人間で、一般人が突然巻き込まれる展開は『ゴールデンスランバー』と似ています。

刃物で刺し殺すのを得意とする殺し屋、標的を自殺に追い込むのを得意とする自殺屋、道路や線路に突き落とし事故に見せかけて殺す押し屋・・・もし本当にこんな業界が存在するなら、こんなふうに専門別に分かれていてもおかしくないなぁ。妙にリアリティのある世界です。

→本文中に登場した作品：
　　・ドストエフスキー　『罪と罰』　（2005/12/03の記事）…殺し屋の1人、鯨（くじら）が読んでいた本。

→著者の他の作品：
　　・『ゴールデンスランバー』　（2013/07/06の記事）
　　・『マリアビートル』　（2014/02/02の記事）
　　・『砂漠』　（2014/08/15の記事）
　　・『終末のフール』　（2015/07/12の記事）

→次に読む本を発見！
　　・恩田 陸　『ドミノ』　（2013/11/17の記事）

（F市図書館で借りて・背表紙幅：1.4cm）

グラスホッパー [DVD]

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2013/10/03 (Thu) 【角川文庫】