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流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
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女性
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アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

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87冊目!

若きウェルテルの悩み 若きウェルテルの悩み

ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe
訳:高橋 義孝

(新潮文庫) 新潮社 1951-02


by G-Tools
(原題:Die Leiden des Jungen Werthers)

1回挑戦して挫折した経験アリ。今度はちゃんと読みきれた。

後半に主人公がすっかり精神的にまいってしまって、自殺へと向かっていく過程と、彼の死後の妙な静けさの対比が激しい。

この作品が発表された当初、主人公と同じように自殺を志願する若者が大量に現れたらしい。「自殺擁護だ」という批判もあったようだけど、ゲーテはあくまでも人間の内面を表現することにこだわったとのこと。

今の私も若い。彼と同じように毎日の生活の中で一喜一憂を繰り返しながら過ごしている。彼の意識が自殺へと向かっていったのは、結局のところ彼は「愛されたい」という願望が満たされなかったから。愛する人はお嫁に行ってしまうわ、せっかく働き口を見つけても階級の壁にぶつかってやめなければならないわ、自分の思い通りに事が運んでくれない。

わかるよ、彼の気持ちは。正義感いっぱいで、人生という舞台で1番華やかでいられる若者だからこそ、私も毎日紆余曲折の道を歩んでいるわけで。こうやって悩みながら人間として成熟していくんだろう。ウェルテルはそれを拒んで、自ら人生を終わらせてしまったけれども。

→著者の他の本:
  ・『ゲーテ格言集』 (2014/11/02の記事

(C市図書館で借りて)

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