忍者ブログ
流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
 カレンダー 
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
6 7 8 9 10 11
12 13 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
 ブログ内検索 
 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

各記事TOPの
「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
 カテゴリー 
 P R 
 Amazon 
[911]  [910]  [909]  [908]  [907]  [906]  [905]  [904]  [903]  [902]  [901
648冊目!

インビクタス 負けざる者たち
カーリン  John Carlin
訳:八坂 ありか

NHK出版

(原題:PLAYING THE ENEMY: Nelson Mandela and the Game that Made a Nation)

中学生の歴史の教科書、高校の英語の教科書などで、南アフリカのマンデラ大統領について詳しく書かれているのを見て興味をもちました。私が学生の頃は、「黒人初の大統領」程度にしか教わっていなかったのに、今はアパルトヘイトの内容や廃止の経緯、マンデラが目指した人種差別のない国づくりまで学ぶようになっています。

日本でのラグビーW杯開催が近づいていることも関係あるかもしれません。南アフリカでは、当時初めての開催となったW杯をきっかけに、「脱・人種差別」を世界にアピールし、国内の内戦の危機も免れることができました。スポーツを政治に利用するという考え方は、マンデラ氏が初めて考案し、実施・実現させたようです。

映画化されたのは本書の最後の1~2章程度ですが、原作ではマンデラ自身の苦悩や国内情勢の詳細が述べられています。若い頃はテロリストと思われるほど強硬な姿勢をもっていたマンデラが、なぜ出所してから白人たちを赦すことに奔走したのか。

「二十七年も刑務所に入れられてたのに、あの人は愛と友情を抱えて外に出てきた」(p.239)

マンデラ亡き現代の世界では、人種だけではなく様々な差別や分断を各国が抱えています。解決策を探る一つとして、大きなメッセージを与えてくれる本だと思います。

(F市図書館で借りて・背表紙幅:2.0cm)


インビクタス / 負けざる者たち [DVD]

[DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ (2010-11-03)

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Template by ららららいふ / Material by 素材くん「無料WEB素材屋」

忍者ブログ [PR]