流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
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流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。
各記事TOPの
「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
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647冊目!
(2012・新潮文庫の100冊)
薄くて読みやすそうだと思ったら、内容が濃すぎました。予想よりも読み終わるまでかなり時間かかった・・・。
盲目の三味線名人の女性と、弟子で世話係の年下の男性のお話。数十年にわたる二人の関係は、(本文中にもあるように)単なる師弟とも家族とも夫婦ともつかない、異様さを持っています。ところが本人たちは異常さに気づく様子もなく、むしろ年を追うごとに幸福そうです。
谷崎の他の作品は数作しか目を通していませんが、視覚障害者を中心とした作品は珍しいのではないでしょうか。見えないために失ったものと、見えなくても手放そうとしないものの対比は鮮烈で、クライマックスの衝撃的な場面がより強く印象に残っています。
→著者の他の本:
・『痴人の愛』 (2005/01/21の記事)
・『猫と庄造と二人のおんな』 (2009/06/11の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:0.6cm)
(2012・新潮文庫の100冊)
盲目の三味線名人の女性と、弟子で世話係の年下の男性のお話。数十年にわたる二人の関係は、(本文中にもあるように)単なる師弟とも家族とも夫婦ともつかない、異様さを持っています。ところが本人たちは異常さに気づく様子もなく、むしろ年を追うごとに幸福そうです。
谷崎の他の作品は数作しか目を通していませんが、視覚障害者を中心とした作品は珍しいのではないでしょうか。見えないために失ったものと、見えなくても手放そうとしないものの対比は鮮烈で、クライマックスの衝撃的な場面がより強く印象に残っています。
→著者の他の本:
・『痴人の愛』 (2005/01/21の記事)
・『猫と庄造と二人のおんな』 (2009/06/11の記事)
(F市図書館で借りて・背表紙幅:0.6cm)
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