蛇蔵＆海野凪子 『日本人の知らない日本語２』

189冊目！

日本人の知らない日本語2 蛇蔵 海野 凪子 メディアファクトリー 2010-02-19 by G-Tools

図書館で、久しぶりに＜言語＞の書架をのぞいたら、偶然見つけて借りちゃいました。

実は前作を読んだあと、個人的にはちょっと違和感もあったんです。外国の方の言葉の間違いや、日本文化への誤解を、こうやっておもしろおかしく笑ってしまっていいものかと…。

海外の言葉や異文化を勉強していると、さまざまなカルチャーショックを受けたり、多少ミスをして恥をかいたりする機会は避けられません。むしろ、間違いをおそれず前進する勇気がもてないと、語学力の上達は見込めません。

今思うと、私もそこまでの積極性は持ちえていなかったな、と反省するのです。大学を卒業して、留学をすすめられたこともあったのに、気が乗らなかった。日本の外へ一人で出ていくのが、怖かったんだと思います。

「２」を読んで、日本へやってきた留学生たちの姿に元気づけられました。彼らは日本が好きで、日本でやりたい目標があって、先生にも直球で質問をぶつけてきます。その真剣さには、頭が下がる思いです。

私は何をしたくて語学を専攻したんだっけ？　そう問いながら、読み返しています。

→著者の他の本：
　　・『日本人の知らない日本語』　（2009/07/14の記事）

→著者の１人、海野 凪子さんのブログ：
　　・まめじゃない日本語教師がまじめに日本語を考える　http://uminonagiko.blog73.fc2.com/

→著者の１人、蛇蔵さんのブログ：
　　・未確認蛇行物体　http://hebizou.blog56.fc2.com/

（市立図書館で借りて・背表紙幅：1.3cm）

2011/12/27 (Tue) 興味本位