西村京太郎 『北陸新幹線殺人事件』

630冊目！

十津川警部 北陸新幹線殺人事件

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西村 京太郎

（ジョイ・ノベルス）
実業之日本社 (2016-01-07)

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2018/09/16　テレビ朝日
「西村京太郎トラベルミステリー69　金沢～東京殺人ルート　2時間33分の罠」の原作
＜西村京太郎作品に挑戦！38冊目＞

「シンカリオン」にハマって、E7系を見ると「車輪ドリル」を思い出してしまう日々です（笑）

北陸新幹線は開業したばかりの路線。開業のニュースを見たのが昨日のことのようですが、もし始発の車内で殺人事件が起こっていたら・・・？　そんな "if" ストーリーです。現代の技術でピカピカにできあがった新型車両と駅のイメージで読んでいたら、突然「ある時代」にさかのぼった文面が出てきたので驚きました。

これは私の勝手な解釈ですが、筆者は開業した新幹線を見て「時代の移り変わり」を強く感じたのだと思います。戦争を経験した筆者には、現在の発展した日本の影に戦死していった兵士たちの姿も見えているのかもしれません。

ドラマではおそらく予算や制作上の都合もあったとおもいますが、筆者のこうした思いがカットされてしまったのは少々残念です。

（F市図書館で借りて・背表紙幅：1.3cm）

2018/11/18 (Sun) ≪西村京太郎≫を読む Comment(0)