忍者ブログ
流れ星による読書日記。大学在学中に200冊を読破。現在のべ900冊目に突入中! 目指すは…1000冊?
 カレンダー 
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
6 7 8 9 10 11
12 13 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
 ブログ内検索 
 プロフィール 
HN:
流れ星
性別:
女性
職業:
アルバイト
趣味:
読書
自己紹介:
文学部在学中に223冊を読破。

各記事TOPの
「○○冊目!」…在学中
「○○冊目!」…卒業後
もうすぐ通算650冊に到達予定。
 カテゴリー 
 P R 
 Amazon 
[893]  [892]  [891]  [890]  [889]  [888]  [887]  [886]  [885]  [884]  [883
631冊目!

ぼくたちもそこにいた
リヒター Hans Peter Richter
訳:上田 真而子

(岩波少年文庫) 岩波書店

(原題:Wir Waren Dabei)

中学生のときに読もうとして挫折した経験があります。当時はとても難しくて読みにくいと思ったのですが、あの経験が嘘のようでした。

ユダヤ人迫害が大きなテーマだった前作。この作品では、同じドイツ人でも政治思想が反ナチスであった人々への迫害がより強調されているように感じます。子どもたちがどのようにプロパガンダ教育を受け、兵士へと導いていかれるか、筆者は細かく事実を記しています。

戦前の日本の子どもたちも同じだったのかもしれません。政府のスローガンや学校の先生の教えに異を唱えれば、「非国民」と呼ばれて日常生活が送れなくなります。地域ぐるみで「良き国民」「良き兵士」になることが声高に叫ばれる点も似ています。

→著者の他の本:
  ・『あのころはフリードリヒがいた』 (2016/10/29の記事
  ・『若い兵士のとき』 (2020/11/21の記事

(F市図書館で借りて・背表紙幅:1.4cm)

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Template by ららららいふ / Material by 素材くん「無料WEB素材屋」

忍者ブログ [PR]